編入学基礎Ⅰ(2単位)

ようこそ,編入学基礎Ⅰへ!

神戸大学理学部物理学科 第3年次編入学 合格体験記💮

はじめまして!

 

 

神戸大学理学部物理学科第3年次編入学試験(2020年度)に合格したこうや”です✨☺️

twitter.com

 

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今回は編入学基礎1(2単位)さんのブログに僕の合格体験談を書かせていただきます!

(はじめてネットに記事を書くので、アドバイスがあったらコメントください)

 

この投稿は編入学試験を志している方の助けになればいいなと思い書きます。

僕のリアルのともだちもぜひ読んでね( ̄▽ ̄)

 

けっこう長いよ!

 

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では語ります

 

 

 

1 投稿しようと思った理由

ちょうど一年前のこと

このブログでとある方の合格体験記を読んで、とても参考になり元気づけられました。

ぼくも来年編入学試験に通ったらこのブログに体験談を投稿しようと思ってモチベーションにしました。

体験記を書くことが半分夢でした。 

 

編入学試験はとてもマイナーな試験です

正直ぼくも大学に入るまで知らなかったですし

編入試験を受けようと思っていることを周りの友だちに話したときも知らない人がほとんど

 

編入試験は募集人数が少なく規模が小さい

  • 予備校も少ししか存在しない
  • 本屋に行っても編入試験用の参考書なんかほとんどない
  • ネットにすらあまり情報が転がってない

 

僕が受験した学科に関しては受験体験記がほんの2、3件しかなく

おまけに数年前のものでした。

 

 

2 軽く自己紹介

 

出身     

兵庫県

 

年齢     

現在20歳

 

好きな球団  

阪神(好きな選手ホークス柳田)

 

好きな食べ物 

ピッツアうどんスパゲティラーメン、、、、

 

blink スーヤちゃんが好き

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  • 某私立中高一貫校
  • 現役生のとき阪大を受験し不合格
  • 予備校で1年浪人、再び阪大を受験するも不合格(1点差でした)
  • K西大建築学科に進学
  • 大学2年夏、編入試験に合格💮 

 

3 経緯・志望動機

3.1 ”〜大学受験編〜”

もともとは、大学受験生のときは阪大地球工を目指してました。

将来、一級建築士なりたいなあなんて小学生ぐらいから漠然と思っていたからです。

「”大学に合格するためには勉強しなきゃならない”」

頭ではわかってましたが

遊んだりだらだらとしていました。

 

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ものすごく勉強が中途半端になった結果、

現役で阪大に滑りました。

 

浪人時代の1年間は

高校の延長のような感じだった。

 

予備校には高校のころからの友達も多く、

新しい友達もできた。

 

授業を切って友達と遊んだり

近くにあった緑地公園を散歩する。

 

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こうしてやる気の波が激しい浪人時代を過ごしました。

 

そして、阪大を再び受験しまた不合格

開示が届き1点差であったことを知ったときはやるせない気分になった。

 

この阪大の二次試験の物理の点数は

めっちゃとれていたわけではないですけど

他の受験生よりはまあまあとれていました。

 

3.2 “〜大学入学編〜”

二浪をせず

滑り止めの私立大学に入学する選択をした。

 

その理由は

もう“大学受験”をしたくないと思ったのと

みんなと一緒に大学生になりたかったから。

 

けど心のどこかに心残りがあって

入学直前にさしかかったとき

ネットで編入学試験の存在を知った。

 

この先チャンスがあれば挑戦しようかな、、、

なんて思っていました。

 

3.3 “〜大学入学後〜”

大学入学直後

完全に編入試験を受ける決意をした。

 

第一志望は神戸大学工学部建築学

 

まず、ネットで第一志望の情報を集め

ネットに載っていたオススメ参考書を入手。

過去問を神戸大学のホームページから

3年分ダウンロードした。

 

そして、

大学入学直後からほんとうに少しずつ

編入試験の勉強をはじめた。

 

建築学科の筆記試験科目】

・数学   

もちろん大学の内容の数学

 

・物理   

高校物理に毛が生えた程度

 

・英語   

結構ムズイ、、、

理系用語の英単語をたくさん知っとかないと

長文読解や英作文が解けない

 

・小論文  

建築学に関する内容がテーマ

 

・スケッチ 

絵を描きなさい。

 

編入学試験 | 神戸大学大学院工学研究科・工学部

 

英語や小論文やスケッチでは点数の差はあまりつかないし運の要素が大きいと思ったため

とりあえず数学の勉強をしていました。

 

使っていた問題集がこれです。

https://www.amazon.co.jp/編入数学徹底研究-頻出問題と過去問題の演習-桜井-基晴/dp/4792200970

 理系で編入を志す人は

全員知ってるやろっていう本です。

経済系を志望してる人も使うみたいですね

 

大学入試でいう

青チャート・FOCUS GOLDみたいなあつかい

(半分くらいまではやったんですけどね^^;)

 

また、編入試験を受けるということで

大学の授業も役に立つだろうと思って

入学して1ヶ月ぐらいは

けっこうまじめに教授さんたちの話に耳を傾けてました。

(だんだん面倒になったきて興味がある話の時だけ聞いてた。)

もちろん数学、 物理(力学)、英語などの教養科目はもろ出題範囲なので

割と集中して授業に取り組んでた

建築スケッチという授業ももろ出題範囲だった

まじめなぼくでした。

 

神戸大建築学科を第一志望にして

勉強をはじめた僕ですが

 

2ヶ月後、

志望学科を大きく変えることになりました。

 

3.4 建築から物理へ専攻を変えた!

 

大学へ入学して二ヶ月ほどのときのこと。

 

ぼくは病んでいました。

 

第一志望ではない大学での学生生活が思ってたより心苦しかった。

 

そして再び受験生活がはじまったことにストレスを感じていた。

 

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周りの友達でまだ受験生活を続けていたのは


二浪していた数人だけでした。

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「あさが来た」 より

その他の大多数の友達は“大学生”をしていて

遊んだりバイトをしたりサークルに入ったり。

楽しそうにしている中で勉強をしないといけない状況がしんどかった。 

インスタのストーリーなんかは

めちゃめちゃミュートにした。

 

そして、病みすぎた結果ついにぼくは

“宇宙の成り立ち”について調べていた。

 

「なんでぼくはこの世に存在しているのだろう」

 

誰もが一度は考えたことがある疑問を

ぼくは毎日のようにかんがえていた。

 

結果、いきついたのが“物理学”だった。

 

物理学は

この世の理を解き明かし、数式で記述しよう!」という学問です。

 

物理学を勉強すれば

ある程度答えが見つかるんじゃないかと思って

物理学に興味を持ち調べはじめました。

 

大学受験では物理がいちばんの得点源で

もともと好きな科目ではありました。

 

そして大学の一般教養の授業で力学を履修していました。

その授業はけっこう難しい内容だったんですが、“大学の物理”を知りました。

大学でやる物理の内容は高校までの物理とは全く違う代物です。

本格的に数学を応用し、数式だけで体系を表現する“大学の物理”をなかなかおもしろいなと感じていました。

 

もちろんはじめて触れる建築学もとても興味深かったです

 

けど神大編入するんだったら

物理がいいな

 

「工学部建築学科」→「理学部物理学科」

 

完全に舵きりました。

 

ちなみに併願はしませんでした。

 

北海道大も考えましたが、

受験前ぼーっとしてたら

出願期間を逃してしまいました。

 

4 神大理物の試験内容

試験の時期

だいたい毎年7月はじめの方の土日です

(筆記が土曜日、面接が日曜日)

 

ぼくの場合、7月の6・7日でした

 

①筆記試験

・物理 2時間

もちろん大学の物理

 

・英語「長文読解と英作文」1時間

物理用語の英単語をたくさん知っていないと解けません。

下に書いていてくれる難しい単語の日本語訳なんかはほんとにちょっとしかないです。

こんなの誰も解けない…と思いました

 

試験開始ものの5ふんごにとてもトイレに行きたくなって、

難解な英語との戦いというよりは強烈な尿意との戦いでした。

 

来年度の試験からはTOEICを使うらしいです。

 

ぼくは難解な英語の筆記は差がつかないだろうからI should be so lucky と思ってました

 

TOEICだと少しでもスコアを上げようと毎月のように受けなきゃいけない気がするので嫌です

 

②面接試験

 

なんと

筆記試験に合格した人だけが面接に進めます。

 

筆記試験が土曜日の14時に終わるのですが、

一次試験合格者の発表は18時にあります。

 

山を降りて六甲駅の喫茶店

「落ちていたらこれからどうしようか」

なんて考えていたら味わったことがないくらい病んできて

松村に電話して発表まで3時間くらい介護してもらいました。

 

 

5 神大編入試験の難易度

編入試験はマイナーな試験です。

神大理物の場合、定員は5名

今年のデータと過去のデータをわざわざまとめました。

 

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神大理学部物理学科 入学試験の状況

今年度に関しては教室内の人数を数えたところ20人でした

そのうち女の子は3人、

面接に進んでた女子は1人だけだったような

 

筆記試験のみの合格者の数は神大の募集要項には載っていません

けど2年分は知ってます。

 

2019年度 

筆記試験合格者9名→面接試験合格者8名

 

ソース

昨年度の理学部化学科の合格者のかたより

 

2020年度 

筆記試験合格者10名→面接試験合格者8名

その2人に入らないかびくびくしてました

ほんとに怖かった

 

理系編入のなかでも

神大への編入は難易度が高いです。

それには理由があって

4年生大学に所属している人は、東大・京大・阪大・東工大の理系学部への編入試験の受験資格が無いからです。

そもそも、理系の編入試験制度は高等専門学校生のためにあるようなもので

高専生ならば上記の大学の理系の学部の編入試験を受験することができるのですが

4年生大学の学生だと受験できる大学が少ない

高専とは?気になる学費・入試・学科情報と就職・進学事情を紹介 | cocoiro(ココイロ)

 

合格者数に対して、入学者数が毎年少ないのは

高専生が上記の大学を併願で受験し合格したからだと思います。

 

ちなみに文系の編入試験は

4年生大学の学生だと東大は受験できませんが、京大や阪大は受験できます。

(もちろん神戸大学も)

 

6 試験対策

理物への編入を考えている人がいちばん気になるのがコレだと思います。

 

6.1 過去問を入手

まずぼくが一番最初にしたことが

過去問のpdfを神大理学部のホームページからダウンロード・コピーしました。

神戸大学理学部 3 年次編入・入試問題

 

6.2 出題範囲をしらべる

 

そして過去問の分析をして、

出題範囲を調べました。

 

範囲は細かく指定されていなくて、

 

「5年分の過去問をホームページに載っけとくからだいたいそこらへんの範囲から出すからまあ自分で勉強しといてー」

という感じです。

 

神大理物の第3年次編入説明会で説明されていた範囲は

主に出題されるのは力学と電磁気学

基本的に編入試験を受験する時期(大学2年生の夏)までに勉強する範囲

だそうです。

 

実際に過去問を見るとわかりますが

大問は3つにわかれています。

 

大問1 

力学

 

大問2 

電磁気学

 

大問3 

小問がいくつかある。

出る分野は力学、電磁気学、熱力学が多い

年度によってはベルヌーイの定理がでる

 

このように

なんとなくの出題範囲の分析をしました。

 

そしてつぎにしたことは

神大理物のホームページをみて、2年生の夏までに学習する内容をしらべました。

www.sci.kobe-u.ac.jp

ここに全て載ってます

 

6.3 教科書・参考書を買う

上記のサイトでは

物理学科の学生が履修する授業のシラバスを見ることができます。

そこに記載されてる教科書を買いました。

 

6.4 考える力学を読み進める

 大学の物理学の基本中の基本は“古典力学”なので、大事にしましょう。

変に電磁気学と同時に勉強するよりもさきに古典力学を勉強するほうが先です。

 

6.5 電磁気学のお勉強

電磁気学もちゃんとべんきょうしましょう。

波動方程式なんかはでないだろうとかたかをくくったりするのはやめて、まんべんなく勉強しましょう。

えらい目にあいました。

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6.6 次は“過去問の解答を作成!”

大変でした

 

神大理物の先生方は5年分もの過去問を載せてくれてるので利用しよう

 

けど、解答は載せてくれてません

自分で考えろやってことですね。

 

大学入試みたいに街の本屋にいっても赤本青本黒本はありません

 

ネットにも基本的に解答なんて載ってません

 

自分で解答を作ります。

 

教科書・ネットなどを参考にしながらがんばってつくった、、、

ほんとに解答があってるか何度も吟味した。

 

大学の非常勤講師のかたにも協力してもらい添削してもらってました。

授業とは全く関係ない内容なのに

(優しい、、、ありがてえ…)

 

これするだけでめっちゃ勉強になります。

 

力学の問題なんかは

入試直前にこれ出そうやな思って

勉強してたところがでました。

ありがてえー

 

6.7 あとは、とにかくべんきょう

過去問を研究をして、出る可能性のあるところをつぶしていく

勉強時間をかせい

自分なりの方法でやるだけです。

たくさん勉強してオーバーキルして下さい

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6.8 説明会にいこう!

毎年、4月と6月に大学院入試・第3年次編入試験の説明会があります。

ぼくは専攻を変えてすぐ、1年生の6月に参加しました。

 

入試の概要の説明のほか

研究室の紹介(じっさいにめちゃくちゃ見せてくれます。)

大学院生・学部4年生・教授さんたちとの交流会(ジュースとお菓子!)があります。

そこに、編入を経て入学されたかたがいらっしゃってたくさんアドバイスをいただきました。

ありがてえ〜〜

オープンラボ

 

7 教科書・参考書・演習書

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7.1【力学 教科書】

①「考える力学」

考える力学

考える力学

 

基本的に神大理物の古典力学の授業ではこの本を使用しているようです。

古典力学の教科書としてはとても有名な本で、

いろいろな所でこの本が推奨されています。

ぼくも基本の教科書として使っていました。

初学者でもとてもわかりやすくていねいに書かれているので理解しやすいです。

この本は物理学で使う数学も同時に解説してくれているので

基本的な物理数学も学ぶことができます。

編入試験の勉強をするのにまず最初に開く本はこれです。

 

②「な〜るほど!の力学」

な~るほど!の力学

な~るほど!の力学

 

神大理物の剛体の力学の授業で使われている本です。

ぼくは剛体の勉強をするのに使いました。

剛体の章はほんとうにいろいろなことが書かれています。

剛体の力学は頻出なのでしっかり勉強しましょう。

 

7.2【電磁気学 教科書】

電磁気学  著:横山さん

電磁気学 (講談社基礎物理学シリーズ)

電磁気学 (講談社基礎物理学シリーズ)

 

神大理物で指定されている参考書

ハードカバーでゴツい、開きやすい

内容も読みやすく、わかりやすい

電磁気学の教科書はこの本でok

読みやすいって大事だと思います

 

電磁気学 Ⅰ・Ⅱ 著:長岡さん

電磁気学I――電場と磁場 (物理入門コース 新装版)

電磁気学I――電場と磁場 (物理入門コース 新装版)

 
電磁気学?――変動する電磁場 (物理入門コース 新装版)

電磁気学?――変動する電磁場 (物理入門コース 新装版)

 

この本も神大理物で指定されてる本

内容は上記の本とほぼ一緒

二冊にわかれていて持ち運びには便利

個人的に上記の教科書のほうが読みやすくて好きだったです。

好みによります。

 

7.3【力学 演習】

上記の「考える力学」や「な〜るほど!の力学」にも章末問題は載っていますが、

演習するにはそれだけでは不向きです。

神大シラバスをみたとき、演習書は指定されていなかったので

自分で用意しました。

①基礎物理学演習1 著:永田さん

基礎物理学演習 (1) ((ライブラリ工学基礎物理学 (別巻=1)))

基礎物理学演習 (1) ((ライブラリ工学基礎物理学 (別巻=1)))

 

 わりと有名な演習書です。

ぼくは現在、建築学科に所属しているのですが、建築学科の一般教養必修科目に古典力学(主に質点の力学)があります。

その授業で指定されていた本がこれでした。

つまり、物理学科でない理系の生徒が使うぐらいなので

基本的な演習問題が載っているうえに

例題をわかりやすく解説してくれています。

 

②基礎物理学演習 著:後藤さん など

基礎 物理学演習

基礎 物理学演習

 

上の演習書と同姓同名

これも古い本ですが有名

いろいろな問題が載ってる

(上記の問題集と被っていない問題も)

この本も例題がついていてわかりやすい!

 

③  スバラシク実力がつく 演習力学 キャンパス・ゼミ

スバラシク実力がつくと評判の演習力学キャンパス・ゼミ

スバラシク実力がつくと評判の演習力学キャンパス・ゼミ

 

 これも使ってた(1周したぐらい)

勉強進んでる感が味わえる一品

なんか勉強がマンネリ化してきて退屈に感じられるとき

とりあえずこの本をやる。

するする進んでいくのでなんだか楽しい。

これも有名な演習の本で、

物理学科でない理系大学生が買う本です。

大学の本屋や街の本屋にもまあ置いてある。

内容は、試験前単位が危ない工学生が滑り込みで演習するような。。

しかし、舐めてはいけない。

こんなに詳しく解答書いてる本ほかにない

実際、ぼくも過去問の連成振動の解き方がわかんなくて泣いていたところ

この本に助けてもらいました。

過去出題された問題の類似問題も載っているのですばらしいです。

 

上記①〜③の問題集は、

載っている問題とほとんど同じ問題が出てたり、似たような問題が出るので重宝です。

 

7.4【電磁気学 演習】

①例解 電磁気学演習

例解 電磁気学演習 (物理入門コース 演習2)

例解 電磁気学演習 (物理入門コース 演習2)

 

 神大理物のシラバスで指定されている演習書

電磁気学演習に関しては、これ1冊でじゅうぶんです

この本も例題の解説がとてもていねい 

勉強になります。

 

②基礎物理学演習 著:後藤さん、他

基礎 物理学演習

基礎 物理学演習

 

 さっきも紹介した1冊。

この本は実は、力学だけじゃなくて

波・光 、熱力学、電磁気学

かんたんな特殊相対性理論に量子まで網羅してます。

電磁気学ももちろんわかりやすく載ってます。

7.5【熱力学など】

基本的に出る分野は力学と電磁気学ですが

 

大問3番の小問で

熱力学やその他さまざまな問題が出題されることがあります。

マクスウェルの速度分布則は頻出

基礎物理学演習 (1) ((ライブラリ工学基礎物理学 (別巻=1)))

基礎物理学演習 (1) ((ライブラリ工学基礎物理学 (別巻=1)))

 
基礎 物理学演習

基礎 物理学演習

 
物理のエッセンス 熱・電磁気・原子 (河合塾シリーズ)

物理のエッセンス 熱・電磁気・原子 (河合塾シリーズ)

 

出る確率が低くて

出題されても小問程度の熱力学は

この3つの本でかんたんに対策しました。

物理のエッセンスに関しては

大学入試のときに使っていた本です。

参考に使用しました。

 

7.6【その他】

 

編入試験には関係なく読んだ 物理の本をしょうかいします。

 

 ①ホーキング、宇宙を語る

ホーキング、宇宙を語る―ビッグバンからブラックホールまで (ハヤカワ文庫NF)

ホーキング、宇宙を語る―ビッグバンからブラックホールまで (ハヤカワ文庫NF)

 

 とても有名なベストセラー作

世界で1000万部以上売れているそうです。

イギリスの有名な物理学者のホーキング博士

一般の人を対象に書いた物理・宇宙論の本です。

数式はほとんど書かずに宇宙論などを説明、、、けど難しい。

なんとなくわかった気になります。

物理学をやるぞー!と手をぐるぐる回してる人が

雰囲気を味わったりするにはいい本です。

ぼくも大学や電車でイキって読んでました。

 

 この映画もTSUTAYA TVにあったのでみました。

エディレッドメインの演技すげーって思いながら見てました。

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②宇宙の「果て」になにがあるのか 

 理系大好きブルーバックスの本です。

最先端の物理学・宇宙論はどうなっているか説明してくれる本です。

ほげにわかりやすい。

これもイキって大学や電車で読んでました。

 

 

8 英語

英語は長文読解と英作文の2題です。

じつはいっこも対策せずに望みました。

英語は配点も低いだろうし、

英語で点数の差はつかないだろうと考え

物理全振りで勉強してました。

もちろん物理の試験勉強に余裕がでてくれば対策しようと思ってたのですが

そんな日は来ませんでした。

今年の試験問題はムズかしすぎて

対策してても解けたかな?なので

結果オーライです。

 

9 やらかした面接

面接の服装は特に指定されていません。

 

就職じゃあるまいし誰が編入試験の面接にスーツなんか着てくるんやと思ってました。

 

面接当日

終わったら津田と遊ぼうと思ってたので

長袖の無難な服、短パンのジャージ、お気に入りの真っ赤な運動靴でうちを出ようとしたら

母に「あんたさすがにジャージはないやろ」言われたので

無難なズボンに履きかえて出発しました。

やがて会場に着き、

まずトイレにいきました。

洗面所にいあわせた男の子がスーツでビシッとキメていて

なんやこいつ1人だけスーツ着て気合い入っとるななんて思いました。

面接の控え室のドアを開けると

全員スーツでキメて着席してました。

「こいつ思いっきり私服やん」

視線が刺さった。

焦って津田に西友の安いリクルートスーツ持ってきてって電話したんですけど

肝心なときに家にいない。

試合会場にいるとかなんとか言われた。

使えへんな!!!

罰ゲームで女の子に電話かけて、LINEで僕のせいにして弁解して取り繕うようなアカンです

 

諦めて私服でのぞみました。

 

面接の状況を説明します。

 

受験番号順に1人ずつ呼ばれ、所要時間は10分

 

面接官の人数は4人

 

なごやかな雰囲気で

笑いが起きることもありました。

 

ただの面接って感じです

 

質問内容

  • 志望動機
  • もし、合格したらどんな勉強がしたいか

 

ネットで噂されているような

できなかった問題を

なぜできなかったか説明させられたり、、、

とかはありませんでした。

 

いちおう、筆記試験が終わって家に帰ってから

間違えた問題やわからなかった問題の解法を考えたりしたのですが

 

面接で合否が決まるのではなく、

筆記試験でだいたいは決まっているのだとおもいます。

 

10 編入予備校について

ぼくは完全に独学で入りました。

一応、E◯Cに説明を受けに行ったのですが

理系編入に関しては

自分でやったほうが受かる確率が高いと思い

入学するのをやめました。

理物への編入は独学がいちばんいいと思います。

文系編入は知りません。 

 

11 バイト・サークルなど

よく編入志望生が悩むのが

バイトやサークル、そして恋愛をする時間があるのかということだと思います。

 

大いにしてください。

 

ぼくはバイトやサークルを全くしていなかったですけど

お金に余裕があって、

入っても楽しくなさそうなサークルしかなかっただけです。

 

大学の授業や課題の時間以外を全て勉強時間にあてていたかというと

まったく違います。

僕と仲がいい友だちは知っていると思いますが

やる気が湧いて、心の調子がいいときだけしていました。

けっこうダラダラしたり、

いろいろ遊んだりしました。

さすがに直前は勉強しなければならないと思いますが、

計画的に勉強していけば問題ないと思います。

 

12 K西大学のともだちへ

来年度から

K西大を出るという形になりました。

編入試験を受けることや浪人していたことを隠していたり、、、

なんだか騙してたみたいですがそんなつもりじゃなかったです。

言いづらかっただけです😭

こんな僕にとてもよくしてくれて

正直ありがたかったしうれしかった

ぼくがみんなに会って感じたことは、

積極的に学びにいく意識の高さです。

設計課題の提出物のレベルも高く、

1年生のうちから研究室の手伝いに行ったり、

いろんなプロジェクトの参加したり…

素直にここまで打ち込めるのはすごいと思っていました。

普通にリスペクトしてます。

またどこかで会えたらうれしいです😄

 

13 最後に

ご静聴ありがとうございました。

見ましたー!って報告してもらえると私とてもうれしいです。

神戸大理学部 受験記

 

いなかといいます。よろしくおねがいします。 

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2019年度の編入学試験を受験してきましたので、その体験記を書いていきます。

 

(令和元年6月9日追記)

お久しぶりです。編入して半年経ちました。なんと私の記事が今年度受験の方何人かの励みになっていたみたいで、合格の報告をいただき、ぼくもうれしい気持ちになりました🤗

実は編入してからすぐに色々と有益そうなものを書き足そうとしていてて、それを今年度の入試までに合わせようと思っていたのですが……全然間に合ってなくて本当すいません。

おわびに前回の記事を大幅に(かなり)改定し、単位認定のお話とか進学後の生活とかを書いてみました。興味ある方は読んでみてください。

 

 

 

 

自己紹介 

・私立大出身

・好きな食べ物はざるそば

・好きな本は阪急電車

・好きな路線は阪急京都線

 

編入を受けることになったきっかけ

私は元々生命系の学部に進学することを望み、そういった学部に進学しました。大学生活を送っている間に「自分は本当にこういうことを勉強したいて思ってなくね?」「あれ、望んで進学したのに勉強ついていけてなくね?」と思ったままダラダラすごし、気付けばn年生。大学内での転入学の資格もなく、色々あって生きる希望も無くなったので退学からの就職か再受験かで考えた結果自分が勉強してみたいと思っていた化学科に編入するという選択肢を見つけたので受けることにしました。

 

 

使った教材

 よく「○○に合格するにはどの参考書使えばいいですか」っていう質問をよく見ます。

私は、何を使おうと結局は自分がどれだけその教材書かれた知識を吸収できるか、だと思っています。

 

…ということを先に伝えた上で、「大体1,2年生で勉強するところを勉強できる」ような教材として、私が実際に使用したものを紹介していきます。

 

 

出ておいで、僕の教材たち!

・「有機化学演習」 

有機化学演習―基本から大学院入試まで

有機化学演習―基本から大学院入試まで

 

 有機化学を勉強する上で定番らしいです。12の章から構成されていますが1〜10章までやれば編入試験の有機化学の問題を解くのに必要なことは身につけることが出来るでしょう。あとは演習で沢山手を動かしてアウトプットもしっかりやっていけば大丈夫と思います。

有機では特に「中間体の安定性」「電気陰性度の差による分極」「求核性や求電子性」…etc.といったルールの下で様々な反応が起きてます。沢山反応を勉強しますが、それぞれどういった仕組みで起こってるか(電子やプロトンのやり取り等)を勉強すると理解が深まって要らない暗記を減らせると思います。

 

・「演習無機化学 

演習無機化学 第2版

演習無機化学 第2版

 

 これも定番のものらしいです。「おまwここから問題持ってきたやろw」っていうくらいこの例題と全く一緒のものが出題されてたりしてます。今年の金沢大もこれの例題と全く同じものが出てきて「あ!これ問題集でやったことあるぅ!(進研ゼミとかのアレ)」ってなりました。

無機は、編入試験での範疇でしか言えないことですが、知っておくと簡単に解ける問題ばかりです。それぞれ原理をしっかり理解し知識を多く取り入れることを意識してやっていくと良いと思います。

 

・「基礎化学演習」 

基礎 化学演習 (新・演習物質科学ライブラリ)

基礎 化学演習 (新・演習物質科学ライブラリ)

 

 熱力学を勉強するのに使いました。エンタルピーやエントロピーやギブズエネルギーや化学ポテンシャル…いやカタカナ多すぎやろ!w って思いましたが、これはそれぞれどういった関係になってるかを簡潔にまとめられてて分かりやすかったです。あと問題演習もこれで十分な量あったのでおすすめです。

 

 

・「量子論から学べる量子化学

量子論の基礎から学べる量子化学

量子論の基礎から学べる量子化学

 

 量子化学の勉強で使いました。物理学をゴリゴリ使って説明してますが、それでも1つ1つの数式の意味を丁寧に説明してくれたりしてわかりやすかったです。

物理化学(量子や熱力学)は、高校物理の延長です。様々な物理量が設定され、それぞれ数式で表されています。なので各物理量の定義をしっかり覚えて、その上で公式の証明や演習を詰んでいけば良いと思います。

 

あ、それから大学の教科書も使いました。細かいことを調べるには最強です。一冊は持っておいた方がいいです。教科書もいろいろありますが、これは学校で買わされたもので大丈夫だと思います。

一応私が使ったものを紹介しておきます。他学部から化学系に編入を目指す人は参考にしてみてください。 

ボルハルト・ショアー現代有機化学(第6版)[上]

ボルハルト・ショアー現代有機化学(第6版)[上]

 
化学・生命科学系のための物理化学

化学・生命科学系のための物理化学

 
シュライバー・アトキンス無機化学 (上) 第6版

シュライバー・アトキンス無機化学 (上) 第6版

  • 作者: Mark Weller,Tina Overton,Jonathan Rourke,Fraser Armstrong,田中勝久,高橋雅英,安部武志,平尾一之,北川進
  • 出版社/メーカー: 東京化学同人
  • 発売日: 2016/09/07
  • メディア: 単行本
  • この商品を含むブログを見る
 

 

 ・「編入試験の過去問」

必要不可欠ですよね。

私は受験した神戸と金沢以外に、筑波(理工)、大阪府立(工)、信州(理)、茨城(理)、新潟(理)の過去問を解きました。大阪府立以外は各大学のHPに掲載されているので簡単に手に入れることができます。それぞれ3年分くらいあります。

大阪府立大に関しては、(一瞬だけですが)受験を考えていたので過去問を大学から取り寄せました。大阪府大の英語は今年度からTOEIC提出での評価なのですが、前年度まで英語も独自問題だったのでしっかり3年分貰うことができました。神戸の英語の対策のためにも良い演習になりました。

 

また、私は分析化学を勉強してませんでした。「分析は俺1回生のときやったし成績も最高評価だったし、やんなくていいや!!w」と言って本当にやりませんでした。

お陰で毎年当たり前のように分析化学を出題する金沢大で痛い目見たので、分析化学は本当にやっておいた方が良いと思います。ちゃんと勉強してないと知らないことがいっぱいありました(これは個人的な話ですが)

 

※追記(2018/08/28)

最近分析化学を勉強し始めました(遅) 今使ってるやつがすごく良いので紹介しておきます♨ 

基礎から学ぶ分析化学

基礎から学ぶ分析化学

 

 何が良かったかというと、知識や要点の整理がしやすいレイアウトです。導入で使うのには良いと思いました。 

分析化学についてはあまり詳しく言えないですけど、抽出や錯体形成、平衡などの溶液論は「最低限」やっておくべきだと思いました。とくにEDTAなど錯体形成のところは大学になって詳しく学ぶからか、僕が解いた過去問のなかではよく出てたイメージがあります。今年の金沢にもEDTAの問題でましたし(解けなかった顔)。

 

 

 

勉強する順番を決めた

私には運よく化学系の大学院に通う先輩がいました。その人に相談して 有機化学無機化学 ③物理化学 の順番で勉強していきました。出来れば簡単に問題を処理することができ大きなアドバンテージが取れる有機化学を最初に、慣れるのに時間がかかるが慣れれば何とかなる無機化学、そして慣れるのが早い物理化学を最後にしました。

 

 

 

 

英語について

正直に話すと英語は力を入れて勉強しませんでした。基本的に理系編入の英語は、英語力を問うというよりは、「基本的な科学(サイエンスのほう)の知識を英語で聞いている」という印象を受けました。なので私はNewtonなどの科学誌を定期的に買い、科学的な知識を増やしていきました。 

 

 じゃあ本題いきます。

 

一次試験

神大理学部は専門科目と英語(独自試験)です。配点は公表されてないので開示とかもできないと思います。

 

(令和元年6月9日追記)本当にできなかったワロス

 

専門科目

     試験時間は2時間ありますが、どう考えても2時間でやりきれる量じゃない。難易度は高く範囲もとても広いです。例年、膨大な記述量を求められるような問題が多数出現します。なので基本的な事柄を広く網羅した上で、素早く問題を処理していくことが大事になってきます(あとは書くスピード)。ばけがく科では有機化学の配分が大きい気がします。例年大問が10くらいあるんですが、そのうち3~4問は有機化学でした。 詳細が気になるそこのあなたはこちらを。

受験生の方へ 神戸大学大学院理学研究科化学科化学専攻

 

あ、ばけがく科は問題用紙は回収されます。

 

英語

こちらは1時間です。長文はそこまで難しくはないです。多少英語力に自信がなくても大丈夫だと思います。あとは英作文は出題されました。必要な理系単語は予め覚えた方が良いと思います、僕は全く覚えてなかったので無事死にました。詳細を覚えてる範囲で書いておきます。

 

第1問 長文読解。ファラデーさんの生い立ちについての文章でした。本文中に下線が引いてあって「これについて説明しやがれ」みたいな問題が約3問。ちなみにこの時夏休みの旅行どこにしようか考えてました。めちゃくちゃ北海道に行きたくてルート考えてました。今思えば当時の自分余裕過ぎワロタ。よほど化学の出来に自信があったんですね。

第2問 長文読解。「Nature」より"Make lighting healthier"から抜粋。これこそ「英語で科学の知識を問う」ですね、なんか計算させられた気が。

第3問 英作文。2問あったんでけどわからなさ過ぎて1問白紙で提出しました。

 

 

 

 

1次試験の合格発表

 

    神戸大理系の編入試験は、筆記試験(1次)の結果がその日のうちに発表されます。合格者は翌日面接です。筆記が終わってから発表まで4時間ほどあります。会場には控え室もあって、そこで待機することもできますが、ぼくは一旦下山して三宮で時間をつぶしました。

 

ちなみに、一次試験の合格者はこんな感じでした。

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大体どの学科も20人ほど受験して、それぞれこれくらいです。

 

面接(2次試験)

    形式は私vs10人弱の面接官 でした。めちゃくちゃ緊張したけど面接官の方々はわりとテキトーにやっててなんか面白かったので話しやすかったです。

 ・受験番号と名前

・志望動機

・入学後の抱負

・最近気になった化学のトピック

・英語はどうやって勉強してきたか

 …など聞かれました。

 

時間は20分かかりました。

 

  

 

結果

合格

 

 

 

最後に

ぼくが受験してた頃より色々情報発信者が増え、だいぶ円滑に受験勉強を進められるようになったように思いますけども、結局大事にするべきことは2つで、「現状の自分の実力を把握しておくこと」「それに対して自分はどうするべきかということ(=本番までの計画の組立て)」だと思っています。彼らの大半はイキりたいだけ(落単wとか言ってないで黙って勉強しろって感じ)。

後はまあ、いっぱい勉強することですね。結局いっぱい勉強しないと何にもならないので。(いつまでも勉強しないといけないけどね。by他の編入生) 

 

おわり。

 

 

 

追記でいろいろ書くよ

 

というわけで追記です。ここでは①単位認定のこと②前期を終えての所感 について書いていきます。

 

①単位認定

ぶっちゃけこれは学科でも違うので全然参考にならない気がするのですが、参考にしていただければ。

理学部の講義は大きく「教養とか外国語とか」「専門を勉強するための基礎科目」「専門」の三つに分かれてます。

で、前2つは無条件で卒業に必要なぶん単位くれます、これが50単位かな。

しかし専門の認定は厳しかったです。僕が行った行程は以下の通り。

・まずは認定してほしい科目とそれに対応できる科目を決めます

・各分野(6つに区分されている)の教授に希望がちゃんと通せそうか面談しに行きます

・全員と面談した後、期日までに単位認定の申請書を学務に提出します

・二週間後、認定通知書がもらえます

 

一応専門には上限があって、それが23単位でした(なので最高でもらえる人は73単位もらってますね)学部変更ニキ私はもちろんMAXはもらえなかったです。他の編入生は学部系統が一緒だったり高専出身だったりしたのでしっかり73もらってました。恨んでます。あ、もしかしたら高専生も見てると思うので言っておくと、君たちは単位認定の面談はあってないようなものなので安心してください。仮に全部もらうと90いっちゃうのではないかくらいもらってて、どれを大学で履修しようか迷ってたくらいです。

 

ちなみに、某なまもの学科にぼくの知りあいのニートがいたので聞いてみたところ、「俺らはみんな無条件で73単位もらってたで~www」とおっしゃってました。さすがに殺意わきました。

 

 

②前期を過ごしての所感

 2Qの期末がもうすぐ終わります。思ってた以上に実験とそのレポートの量が多くて、バイトもそこそこ入ってたのもあって座学の勉強にあまり時間を割けませんでした。履修も、前大学でやらなかった科目ばかりをほぼフルコマで入れてて、授業についていくのに精一杯だった半年だったなーと感じてます。

さらに言えば、「編入試験で勉強する範囲は、1年からその大学にいる人たちが勉強した範囲のごく一部」だと思ってます(つまり、範囲多くて難しいとさっき述べましたが、神大側からすると「この位は出来てて当たり前だよなぁ!?!?!?」という感じだったのでしょう、知らんけど)。

現在いくつか2年生の科目を履修していますが、こんなこと編入の勉強では勉強しなかったなぁと思うものがあったり、数学や物理をふんだんに使ってより深く学んでるものがあったりしました。試験が終わってから入学まで勉強は続けておくべきでしたね~わら

あとは、内部生やほかの編入生と仲良くなれるか心配でしたけど、入学してすぐに同期たちとは仲良くなれました。みんないいひと

 

 

(書くか言うておいていざ書いてみるとあんまりなかった)

 

 

 

 

原付で登山はチョー楽だからおすすめするよ

ということを締めの言葉にしてぼくの体験記をおわります。

 

Twitter:@inakagurashy

DM開放してるんでどうぞ御自由に。フォローも大歓迎です。

 

 

 

 

募集要項はこちらです↓

www.sci.kobe-u.ac.jp

 

記事担当者

inaka  

奈良女子大学 文学部人文社会学科文化メディア学コース 不合格体験記

こんにちは。葵(@No_AA89BD)です。

体験記を書くと言いながら、前回の体験記を公開してから長い時間が経ってしまいました。すみません。お待たせしました。今回も、編入学基礎I(2単位)さんにお世話になりました。ありがとうございます。

本稿では、平成31年度奈良女子大学文学部人文社会学科文化メディア学コースの3年次編入受験について扱います。タイトルにもある通り、不合格体験記です。ここを受験するしないにかかわらず、志望理由に関係することから見た不合格の理由を書いた箇所 (5-2) だけでも目を通していただけると嬉しいです。 それではどうぞ!

 

目次

 

1. 本稿を読む前に

本稿を読む前に、私の千葉大学の合格体験記を読んでほしいです。本稿は、千葉大学の体験記を読んでくださっていることを前提として書いてあります。一連の私の受験体験を、受験校ごとに書くことにしましたが、すぱっときれいに分けて書くことが難しかったためです。自己紹介や編入を志した理由などの諸々のことは、私の編入体験記の第1号である千葉大学の合格体験記の方でまとめてあります。すみませんがよろしくお願いします。

 

千葉大学の合格体験記はこちらからどうぞ↓

univ-transfer.hatenablog.jp

 

 

2. 奈良女子大学文学部人文社会学科文化メディア学コースの試験内容

試験は一日のみ。筆記試験(専門科目・現代国語・外国語)と面接があります。外国語の試験で英語を選択する場合は、出願時のTOEICのスコアが使用されます。スコアの換算については募集要項に記載あり。午前中に筆記試験が行われ、お昼休憩をはさんでから面接試験があります。

詳細につきましては、各自で、奈良女子大学のHPや募集要項の確認をお願いします。本稿の最後にリンク貼っておきますね。基本情報は大学の公式のものにお任せし、それ以外のことについて記述します。

 

2-1. 筆記試験

筆記試験の科目は3つ。専門科目、現代国語、外国語。

また、奈良女子大学は、直近3年分の筆記試験の過去問をHPで公開しています。著作権の関係上、現代国語の本文についてはHPで公開されていません。現代国語の本文を見たい方は、オープンキャンパスや編入希望の学生対象のイベントの際に現地で見せてもらいましょう。問題用紙を撮影させてもらうことができます。

 

2-1-1. 専門科目
  • 試験時間:90分

解答用紙は、

  • A4サイズ、縦置き横書き(罫線あり)
  • 複数枚重ねられた状態で右側がホチキス留めされていて、冊子のようになっている
  • 大問1は1問につき2枚書けるようになっている(裏面は使用不可)
  • 大問2は1問につき1枚

座る席や列は指定されていましたが、コースごとには分かれていませんでした。試験開始時刻が近づいてくると、受験番号と受験するコース名が書かれた封筒が配布されます。封筒の中身は、問題冊子、解答用紙、下書き用紙。封筒は、試験終了後に解答用紙のみを入れた状態で回収されます。問題冊子と下書き用紙は各自持ち帰ることができます。嬉しいね。なぜって?それは、口述試験の時に筆記試験の問題について聞かれるからです。口述試験までに問題用紙を見直しておくことができるんですね。問題用紙が手元に残るっていいことよ。

 

出題内容

大問1

(1)~(4)のうちから2つを選択して解答する。

 (1) メディアリテラシーについて。概念およびその実際のあり方。

 (2) 興福寺について。

 (3) 「アートと現代社会」について。具体例も。

 (4) 文化社会学・文化人類学・文化地理学・考古学・民俗学・観光学のうちいずれかの専門書を1冊取り上げて書く。

 (1)(4)を選択しました。(3)を選ぶか(4)を選ぶかで少し迷いました。

 

大問2

(1)~(8)のうち3つを選択して記述する。

   (1) アノミー   (2) 調査倫理   (3) 巫女

   (4) 土偶   (5) プロパガンダ   (6) エスノグラフィー   

   (7) 高度経済成長期 (8) 柳田国男

 私は(4)(5)(8)を選択して解答しました。

 

2-1-2. 現代国語

現代国語は学部共通問題なので、文学部受験生は全員同じ問題を解きます。

  • 試験時間:75分
  • 問題用紙は試験終了後に各自持ち帰る

解答用紙は、

  • A3サイズで、大問1と大問2で1枚ずつ
  • 解答欄にはマスや区切りの線はなく、枠のみが印刷されている
  • 右端がホチキス留めされている

 

出題内容

大問1 山本理顕『権力の空間/空間の権力‐個人と国家の<あいだ>を設計せよ‐』より

 

大問2 堀江敏幸『その姿の消し方』より

 

2-1-3. 外国語

私は英語を選択したため、当日は外国語の筆記試験はありませんでした。事前に提出したTOEICのスコアで代替されました。英語選択をした人は、試験当日の集合時刻も2科目めの集合時刻となります(集合時刻については受験票に記載あり)。

 

 

※専門科目と現代国語の出題内容について

この記事を書いているときに、出題内容の項目をどのように書くか悩みました。原因は過去問の公開期間です。過去問は大学のHPから入手することができるため、あえて私がここで書く必要はないような気がしました。しかし、公開されている過去問は直近3年分のみです。本稿を3年以上後に読んでくださった方は過去問を入手することができないことを考えると、簡潔ではあっても書いておく方がいいような気もしました。

考えた末に書いたものが、上記の内容です。公開期間が設けられていることの意味も考慮した書き方にしたつもりです。専門科目については比較的詳しく書きましたが、現代国語に関しては、出典のみとしました。専門科目を割と詳しく書いたのは、この後に書く面接内容にできる限り具体性を持たせたいと考えたからです。

申し添えますが、受験しようと考えている方は大学側が公開しているものを必ず見てください。あくまでも私が書いたことは参考程度にとどめておいてくださいね。

 

2-2. 面接

試験時間は18分くらい、面接官は4人でした。この4人は、文化メディア学コースの先生全員です。お昼休憩の後、受験者はコース毎に指定された待機室(面接が行われる部屋の2つ隣の部屋でした)に移動します。面接開始時刻になると、面接官の先生1人が、待機室にいる受験者を1人ずつ呼びにきます。面接は受験番号順。ドアが開いていた面接の部屋に入室して受験番号と受験者氏名を面接官の先生から確認された後、面接スタートです。

 

面接内容

  • 志望理由(時間指定なし)
  • 志望理由書に付け足したいことはあるか
  • 筆記試験の手ごたえはどうだったか
  • 筆記試験の解答に付け足したいところはあるか
  • Aを知らない人にも伝わるように、Aを説明して(Aと表記して伏せているが、実際は、私の研究したいことに関する単語がAに入る)
  • どのように勉強したのか
  • 今の学部で勉強して、何を学んだか
  • 大問2の解答として書いた著書以外で、柳田国男の本で知っているもの
  • 土偶の記述(筆記試験の私の解答)は何の資料を参考にしたのか
  • ルース・ベネディクトの『菊と刀』を選んで書こうと思った理由(私は専門科目の大問1(4)で文化人類学について書くことを選択したため、この本に言及して解答した)
  • (【編入前の大学】は文化史強いのに)なぜ【編入前の大学】を出ようと思ったのか
  • 大学院でここに来ればいいのではないか
  • あなたの研究と〇〇との関連はどのようか

 

4人の面接官のうち、1人は主な進行役で質問も多く、2人はいくつか質問してきて、あとの1人は質問してきませんでした。主に進行役の先生から、圧迫面接の印象を受けました。これがいわゆる圧迫面接か...って思いましたね。でも、泣くほどの圧迫面接ではないかな。

志望理由書と筆記試験の解答に付け足したいことがあるかという質問に対しては、どちらも「はい」と答え、付け足しました。しかし、必ずしも付け足さなくてはいけないってことはないと思いますね。私見としては、特に志望理由書の内容は、無理に付け足さなくてもいいと考えます(付け足したくせに)。志望理由に関してはどうせ後々つっこまれるので、あえて付け加えて墓穴を掘る必要はないと思うからです(私は墓穴を掘るタイプ)。他方、付け足すことのメリットとしては、志望理由書のつっこんでほしいところに質問を誘導できることが挙げられると思います。わざわざ付け足したのだから、面接官の先生方も付け足した部分についてさらに聞いてみたくなりますよね、おそらく。実際、私は、付け足した研究内容についての部分を次の質問でつっこまれています。付け足す付け足さないは個人の判断でいいかと。付け足す付け足さないが合否に直結するとは考えにくいかなと思います。

 

3. 筆記試験対策

3-1. 英語(TOEIC代替)

私のTOEICのスコアはお世辞にも高いとは到底言えないので、他の方の勉強方法を参考にしてください。ほんとに。とりあえず書くけどね。勉強方法までは言及しないことにします。参考の参考のそのまた参考程度にしてください。

TOEICの対策を始めたのは2年生の4月くらいでした。受験に使用するために受験したTOEICの試験は、5月から9月までの4回(8月は実施していないため)。それまでTOEICの公開テストは一度も受けたことがなかったです。TOEIC IPテストを1年生の12月に受けたきりでしたね。

使用していた教材は、以下の通りです。

TOEIC用の単語帳は「金フレ」を使用していましたが、併願校の英語の独自試験のために他の単語帳も使っていました。他の単語帳も並行して使用していたのは、通っていた予備校で指定されていたものがあったためです。TOEICに特化するのであれば、単語帳は「金フレ」のみでいいと思います。「公式問題集」は本番に近い形で勉強できます。特にリスニングのスピーカーがいい印象です。リスニング音声はスマホにダウンロードして聞いていました。また、公式問題集は最新のもの(この記事公開時の最新は4かな)でいいと思います。「完全攻略模試」は、丁寧な解説がほしい人にはいいかもしれません。

 

3-2. 専門科目

大問2の用語説明問題について。過去3年分の出題された用語を調べると、井上俊, 長谷正人編 (2010)『文化社会学入門 ‐テーマとツール‐』(ミネルヴァ書房) に載っている用語が多いことに気づきます。大問2で提示されている8つの用語のうち4つはこの書籍内に登場しているんですよね、3年間。大問2は8つの選択肢から3つを選んで記述する形式なので、対策としてこの書籍を使うことには意味があると思われます。しかし、この書籍は用語集ではないため単語帳のようには書かれてはおらず、用語は文章の中で登場します。これだけでは対策として十分だとは言えないです。しかしこの書籍は、実際に文化メディア学コースの講義で教科書として指定されていて(HP上のシラバスより)、コースの教授たちの文章も入っています。このことを考えると、読んでおいて損はない一冊だと思います。内容もおもしろいし、執筆者たちのおすすめの著書や参考文献も載っているので個人的にはおすすめです。

その他、使用していた著書を下にあげておきますね。何度も繰り返して読んだものもありますが、一度しか読んでいないものもあります。文化メディア学コースの教授たちの著書が多めです。また、文化社会学、メディア論、観光社会学を専門になさっている先生方の著書を使用していました。文化社会学、メディア論、観光社会学を扱っている著書を使用したのは、文化メディア学コースの試験問題、先生方の専門、カリキュラムがこのあたりだなと思ったからです。これらの領域は元々の私の専門と親和性が高い(と思ってる)ため、先生方の名前・専門領域についてはあらかじめ多少知っていました。多少ね。人選(?)に少々偏りはあると思いますが...。

先生方の名前や専門分野なんて知らないから、どんな本を読めばいいのか全く分からないという方。まずは志望校の先生方の論文や著書を見ましょう、読みましょう、使いましょう。著書の一冊目、論文の一本目に手を出せばあとは芋づる式に関連文献に出会うことができます。また、researchmapを利用するのもいいかもしれませんね。研究者の名前や研究分野で絞り込んで検索できます。例えばAさんをまず検索します。するとAさんの研究分野や実績を見ることができます。また、リンクを貼ってくれていたら、Aさんの論文にとぶこともできます。出版物の一覧もあります。researchmapは研究者本人が登録するものなので、どこまで研究者のページが充実しているかは研究者によって結構違いますね。それから、Aさんのページの端を見ると、Aさんと似た研究をしている人を見つけることもできます。研究者単位で探すことができるのです。

 

3-3. 現代国語

これをこれだけやりました!と堂々と書きたかったのですが、ここに書けるようなことはしてないんですよね。残念なことに...。私がやっていたのは、高校時代に溜めに溜めた進〇ゼミの教材です。そう、私は溜めるタイプの人でした...。進〇ゼミやってないよ!あなたと違って私は溜めないでコツコツ全部やってきたよ!って方々からクレームが来そうですね。

勉強に使用する教材は、大学受験レベルの記述解答の練習ができるものならどれを使ってもいいと思いますね。私が高校生の時に使用していたいいずな書店編集部 (2015)『改訂版 プログレス 現代文総演習 完成編』(いいずな書店) (これは学校専売品なので入手はちょっと難しいかも)など、この辺りの教材で対応できると思います。解説が丁寧な教材がいいです。解き終わった後に解説や解答例を読み込み、自分の解答について考えます。間違った箇所は、どうして間違えたのか、どのあたりが間違いだったのかを自身の中で明確にすることが大切だと思います。解き終わった後のパワーアップは解説様様です。

また、毎日は解かなくていいと思いますが、定期的に問題は解いていた方がいいと個人的には思います(他の人がどうなのかはわからないけど)。問題に触れていない時間が長いと読解力が低下したり記述が全くできなくなったりということはないのですが、やりにくいなと思うことがあるからです。現代国語の問題を解く感覚のようなものがあると私は思っていて。その感覚は、長期間問題を解かないでいると鈍くなる気がします。一度わかるようになったプリンの味は忘れないけど、長期間食べないでいるとプリンの銘柄当てができなくなるようなものですかね (違う) (伝われ...!)

 

4. 編入試験とオープンキャンパス

編入試験を受ける大学のオープンキャンパスには行ったほうがいいの?行くべき?ということについてここでは書きますね。結論としては、私は、時間と金銭に無理でなければオープンキャンパスに行くといいと思います。ただ、絶対に行かなければいけないわけではないです。オープンキャンパスに行く時間がもったいない!とか、交通費高すぎ!このお金は参考書や受験料に使いたい!って方はそれでいいと思います。

ではなぜ私はオープンキャンパスに行くことをおすすめしているのか。理由は二点あります。

 

 第一に、モチベーションを上げることができるから。志望校の持つ空気感やそこに通う学生さんたちの姿、キャンパスの様子などを体感すると、ここに行きたい!という気持ちが強くなると思います。また、私がオープンキャンパスに行った時、在学生の方々とお話ししていたらそのままお昼ごはんを一緒に食べることになりました(あの時はありがとうございました...)。授業のことや先生のこと、ゼミのこと、奈良のこと、女子大のことなど、お昼ごはんを食べながら多くのことを聞くことができました。オープンキャンパスは日常の大学の姿とはまた別の姿だから本来の姿は見えない、と言われることがあります。しかし、オープンキャンパスは自分から学生さんや先生とコンタクトをとるのにぴったりな機会だと考えます。オープンキャンパスでない時もコンタクトはとれますが、オープンキャンパスの際は相手側も来訪者と話すことをある程度見越しているからです。自分自身にとっても相手側にとっても、話しやすい・聞きやすい機会であると思います。

それから、正門の写真を撮って毎日のようにその写真を見てましたね。来年度から自分がここの学生として通う姿を想像していました。毎日ここの商店街を抜けて大学まで行くんだなとか、キャンパス内で鹿を愛でたい!!とか。

 

第二に、オープンキャンパスのプログラムに組み込まれている模擬講義の内容が編入試験に出題されるかもしれないから。「かも」なので絶対に出るってわけではないですよ。ただ単に私がちょっとだけラッキーだっただけかも。かも、というか本当にラッキーだっただけだと思う。こういうこともあるんだねと知ってもらうくらいでいいかな、これは。試験に出なかったじゃん!!って言われても私は責任とれません。悪しからず。

こんなことはそうそう起こることではないと思いますが、とりあえず書いておきますね。そもそも「ただ単に私がちょっとラッキーだっただけかも」ってどういうことかというと、オープンキャンパスの模擬講義の内容が専門科目の試験で実際に出ていたってことです。模擬講義で扱っていたトピックが選択肢の中にあったんですよ。問題用紙に書かれた選択肢を見た瞬間、心の中でガッツポーズしましたね。解答には、模擬講義で先生が話していたことを盛り込みました。もちろん、模擬講義の内容だけでは解答として不十分なので模擬講義の内容以外のことも書きましたよ。筆記試験の解答や面接の時に、オープンキャンパスに行っていたことをアピールできるよってことです。オープンキャンパスのネタは、志望校に対する熱意を伝えることのできる一つの要素となりうると考えます。第一志望感が増しますよね。プラスに働かなかったとしても、マイナスになることはないと思います。

 

5. 不合格の理由を考える

さて、ここではなぜ不合格だったのかについて考えたことを書きます。この記事のメインですね。

不合格の報告を予備校の先生にした際、弱音を吐いてしまった私。受験直後に不合格の感触があったとはいえ、やはり自分の受験番号が合格者の一覧になかった時は、なんとも言えない気持ちでした。受験した4校のうちでは奈良女の合格発表が最初。合格発表日には既に3校の受験が終わっていました。奈良女は奈良女の合格発表しかしない(当たり前)ですが、奈良女が不合格だった時は、他の3校も不合格と言われたような気持ちになりました。ここがダメならもうどこもダメ、といった感じ。1校目の合格発表って精神的な影響力が大きいなと今では思います。...受かっていてほしかった。

筆記試験が終わった後、もう変わらない試験内容・出来を引きずることはよくないですが、反省点と向き合うことでまだ受けていない他大学の試験に活かすことができます。そこで、私自身で試験全体を振り返ったり、予備校の先生に筆記試験の感触や面接試験の再現問答を話したりしました。考えられる不合格だった原因は2つかなと思います。筆記試験におけるものと、志望理由(+面接)におけるものです。

 

5-1. 筆記試験

筆記試験というよりかはTOEICのことなのですが、TOEICのスコアが悪かったのが不合格になった原因の一つであると考えます。外国語科目の筆記試験の点数に換算すると6割程度しかなかったです。スコア低いね。もっと早い時期からTOEIC対策をしていればなあと思いました。編入試験に合格した方々が声をそろえて言っていることではありますが、TOEICの勉強はできるだけ早く始めるのがいいです。早め早めに。目標スコアに届かないまま出願を迎えるのはやっぱり嫌でしたね。出願時に提出したスコアはもう確定なので、当日の外国語科目以外の筆記試験科目でどれだけ点数をとれるか、という感じでした。

 

5-2. 志望理由(+面接)

前述のTOEICのスコアよりも不合格の大きな要因だったと思うのは志望理由(+面接)ですね。本稿で一番読んでほしいのがこの項の内容。プリン食べながらでいいから、ここだけでも読んでもらえると書いてよかったなってなります。名付けて「ミスマッチ事件」。

「私たちもミスマッチをなくしたいからね。そこのところよく考えて。」

これは、面接の際に面接官の先生から言われたことです。このことばを聞いた瞬間、落ちたなと思いました。午前中にあった専門科目と現代国語の筆記試験の感触はそれほど悪くなかったため、一気に不合格を悟りましたね。

そもそも、なぜミスマッチと言われたのかというと、私が研究したいこととこの大学で学べることにずれが生じていたからです。私がこのずれに気づいたのは、面接時に面接官の先生から指摘された時でした。それまで気づいていなかったんですよね。恐ろしいことに。志望理由書は、4月半ばから書き始めて推敲を重ねたものを提出しました。予備校の先生にも何度もチェックしてもらいましたが、それでも、面接の時まで気づけなかったところです。

私自身の中で不合格をほぼ確実視したのと同時に、先生の言っていることにも頷けました。ミスマッチって怖いし苦しいものだと思います。自身の学びたいことと編入後の場所で学べることが一致していないというのは、避けたいところです。ミスマッチが起こらないことは、学生だけでなく、教員側も望んでいると思います。

ミスマッチが起こらないように細心の注意を...!っていうのが、私が声を大にして言いたいことです。編入を志望する大学での学びと、自身の志望理由や研究したいことがずれていないか、ここでないといけないという内容になっているか、丁寧に見ましょう。しかしそうは言っても、ミスマッチに気づけないこともあります。 自分ではそんなつもりはなくても、その分野の研究者から見たらミスマッチだと捉えられる。私の時みたいにね。長年にわたってその分野の勉強や研究をしてきていない私たち学生が、ミスマッチを絶対回避するのは難しいでしょう(というか絶対回避なんてできないと思う)。それでも、極力ミスマッチを回避するように努めることはできます。自身が研究したいことや近い分野や研究者たちの研究を、時間をかけて調べて、時間をかけて考えるを繰り返す。そして第三者にチェックしてもらう。シンプルですが必要なことだと思います。

 

6. おわりに

最後まで読んでくださり、ありがとうございます。

実は、奈良女子大学の文学部文化メディア学コースは現役時代の第一志望でした。高2の時に参加したオープンキャンパスの際に参加した模擬授業に魅了されてからずっと、ここで学びたいと片想いし続けた大学・コースでした。編入前の大学での私の専門がメディアなのも、その影響です。メディアといっても大学ごとに毛色が違うんですけどね。模擬授業を担当していた教授の著書を入口としてこの分野の研究を知り、この領域の著書を何冊も読むようになり、どんどん好きになっていった学問分野です。

結果的にここが不合格だったため、自身の専門を大きく変更しましたが、きっとこれからもこの分野の学びを続けると思います。そもそも学問領域の境界線は曖昧であり、互いに関連し合っています。だから、今までの専門分野のことについて今後全く触れないということはないと思いますね。また、専門を変更しても、前の専門の学びを捨てるわけではありません。前までの専門領域で体得した物事に対する視点や切り口の上に、編入後の専門分野の知識や視座が積もっていくのだと思います。ハイブリッドになるってことです(こういうとなんだか強そうですね)。

編入前後で専門を変えても変えなくても、編入する前の大学で学んだことはなくなりません。講義・演習や課外活動を通じて出会った人たち・学問・経験は、様々な場面で自他を助けてくれます。編入すると決意したなら、編入試験の勉強をしつつも、どうか編入前の大学での生活を大切にしてください(上から目線な言い方ですみません...)。

 

最後に、前回と同じことばで締めくくるとしますね。

編入は、自分とも学問とも周りの人とも向き合える機会でもあります。全力で挑戦したことは、合否にかかわらずこの先の自分にとっての足がかりになると思います。陰ながら応援しています。

 

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univ-transfer.hatenablog.jp

 

 

募集要項はこちら

www.nara-wu.ac.jp

 

記事担当者

葵(@No_AA89BD)

千葉大学 文学部日本・ユーラシア文化コース 合格体験記

こんにちは。葵(@No_AA89BD)です。平成31年千葉大学文学部人文学科日本・ユーラシア文化コースの3年次編入試験に合格しました。

私自身、受験生の時に編入学基礎I(2単位)に大変助けられました。主管理人である ななしさん、今までの体験記寄稿してくださった方々、ありがとうございます。次は私も編入の先輩たちに続きたい、他学部に比して少ない文学部の編入に少しでもお役に立てれば、と思い、寄稿させていただきました。

編入試験は4校受けました。他の大学の体験記については、また後日...。ちなみに、体験記を書いてる順番は受験日順です。編入先は非公開としているので、どの大学に編入したかはご想像にお任せします。 そして想像したことは心にそっとしまっておいてくださいな。

本稿では、千葉大学のことをメインとしながらも、一部私の編入試験全体のことについて触れています。千葉大受けないし!文学部じゃないし!って方にも読んでほしいです。体験記がちょっぴり長くなってしまったので、勉強の息抜きの時などにプリン食べながら読むことをおすすめします。

 

目次

1~4、10以降は他の受験校も含めて書いています。大学ごとに体験記を分けて書くことにしましたが、一連の編入の流れを無理に4つに切ることが難しかったためです。どうしても書き分けが難しいところは1校目の体験記に書いてしまおう!ってことでこうすることにしました。

 

1.自己紹介

  • 編入前は某私立大学(4年制)の学生
  • 編入前の専門はメディア
  • 2年生の4月から予備校に通っていました(小論文と英語を受講、夏期講習なし)
  • 休学なし
  • 出願時の既修得単位数は74
  • プリンの精

他学部からの編入です。前の専門は文系/理系の枠組みはほぼないようなところでした(私は文系出身です)。予備校に通っていましたが私の受験する専門科目の対策の講座はなかったため、専門科目については独学です。

 

はじめましての方。私、プリンの精です。こうなった経緯は、私のTwitterのアカウントのツイートを遡るとわかるので興味がある人はどうぞ(興味ある人いるのかな…)。

下に、「生い立ち」は載せておきますね。

『プリンの精の生い立ち』

2017年10月某日 ????g

シェフたちの歓声とともに元気に生まれました。

編入志望の大学生の誕生日祝いとして作られたプリン。

そこに妖精がぶつかって出られなくなってプリンの精になりました。

――実は、シェフの一人である編入志望の大学生がいつのまにか妖精を呼び寄せていたようです。妖精は、編入試験に悩む人の近くに現れるらしい。――

プリンの精は成長が早く、生まれてから数時間後には過去問分析を始めました。

プリンの精は、話せるし自立歩行もできます。そして編入試験まで受けるように。

編入試験期間は受験生として、全ての受験校の合格発表後はゆるゆる情報発信者としてTwitterとプリン売り場にいます。

おしまい。

(2019/03/03 @No_AA89BD のマシュマロの回答より引用)

 

2.なぜ編入したかったのか

せっかく大学で学べるなら自分がやりたいことを学びたい、自分がやりたいことができる場所に行きたいと強く思ったことがきっかけです。

大学生になったら自分がやりたいことができると思って高校まで勉強してきたのに、今やっていることって本当にやりたかったことなの?と、気が付くと涙があふれてきていました。メディアの領域は好きでしたが、専門領域内の制作(本のリデザイン、ドキュメンタリー作品の制作など)の課題をやっている時がつらかったです。制作自体は嫌いではないのですが、制作をしている時間になると制作物について考えながらも自分のことについて考え始めてしまうんですよね。制作の科目を極力避けて履修することも可能でしたが、卒業要件単位数的に履修しなければならない制作系の科目は少なくありませんでした。

それでも、自分がいる場所を好きになろうと、講義、課題、部活、サークル、学外の団体での実行委員、有志の学科プロジェクト、美術館や個展の訪問など、いろんなことに時間と労力を注ぎました。その中で、日本の文化について学びたいと思うようになりました。

以上の理由から、編入試験を受けることを決めました。

 

…というのが本音交じりの建前。ここに嘘は一つもないけれど、全部は書いていません。ここから書くのは志望理由書には書かなかったこと。この体験記には書いておきたいこと。

編入前の大学は不本意入学でした。入学式の時点で、涙を浮かべながら式に出席し、母には「もう一年頑張ってもいいんだよ」と言わせてしまうだめだめな子でした。親不孝者ですね。1年生の4月は毎日自室で泣いていたし、ひどい時は講義中なのに涙が止まらなくなることもありました。では、どうやってこれを切り抜けたのか。私がやったのは、気持ちがマイナスの方向に向かってしまう時間を減らすために、学内外問わずやってみたいと思ったことは挑戦することでした。私が「ここ」に来た理由を見出したかったのだと思います。所属していた複数の団体での活動も、自分の専門領域の勉強も、専門外の興味関心のある領域の勉強も…とやっているうちに私が学びたいことやどんな人になりたいのかが見えてくるようになり、それを実現させるためには編入試験の合格が必要であると考え、編入試験を受けることにしました。

 

3.他の受験校

千葉大学の他に、奈良女子大学上智大学学習院大学を受験しました(受験日順)。全て文学部です。本稿は千葉大学の記事であるため、他大学については簡単な記述に止めておきます。

 

奈良女子大学文学部人文社会学科文化メディア学コース

試験科目:専門科目、外国語(「英語」選択の場合はTOEIC代替)、面接、志望理由書

私の編入前の専門とここの専門科目の内容とは、ある程度親和性があると思ってるTOEIC点数換算表はHPなどで確認可。

 

上智大学文学部国文学科

試験科目:専門科目、面接、志望理由書(学業計画書)

出願資格の一つとして外部英語試験のスコアが必要。専門科目の試験時間がぱっつんぱっつん。面接嫌だった。

 

学習院大学文学部日本語・日本文学科

試験科目:専門科目(現代文・古文・小論文)、外国語(独自)、志望理由書

一般入試の問題に近い、かも、しれない。個人的にここの試験問題好き。

 

4.受験校ってどうやって決めたの?

「今TOEIC〇〇点です。どこの大学がおすすめですか?」「編入して〇〇ついての講義がある大学で学びたいです。どういう大学があるか教えてください。」

...のような質問を編入界隈で時々見かけます。「自分で調べてください。」という感じですが、そもそも編入試験の受験校ってどうやって決めたっけ?と思い出し、私はどうやって受験校を決定したのかを体験記に書くことにしました。あくまで一例ということを承知の上で見てください。

 

1.文学部編入を実施している大学をピックアップする

この大学に編入したい!と思っても編入試験を実施していなかったら編入できません。まずは編入制度を設けている大学を調べ、書き出してみます。調べるってどうやって調べるの?と思った方。いろんな調べ方がありますよ。例えば、(1)このサイト(編入学基礎I(2単位))から探す、(2)「〈知っている大学名〉  編入」でインターネット上で検索をかけ、各大学のHPを見る、(3)予備校の実績から探す、(4)『まるわかり!大学編入データブック』で調べる、 など。

この段階で書き出したのは12~13校。


2.募集要項で出願資格を満たせるか確認する

出願資格は大学・学部によって異なります。在籍年数、修得単位数、外部試験のスコアなどをクリアするか/しているかを必ずチェックします。

私の場合、大〇大学受けるという選択肢が早々に消えました...。第二外国語の既得単位が出願資格に満たなかったためです。


3.試験日程を確認する

自分が受験する年の募集要項がまだ公開されていない場合は、前年度の募集要項を見ましょう。試験の時期を大まかに知ることができます。最新の募集要項が公開されたらそれも忘れずに確認しましょう(むしろこっちの方が大事)。

名〇〇大学、お〇〇〇〇〇大学はこの時点で選択肢から外しました。試験勉強が間に合わないと思ったことと、試験期間が長かった(一次試験通過した場合二次試験までの時間が長いため他大学の勉強ができないと考えた)ことがその理由です。また、前年は1週間ずれていた学〇院大学と埼〇大学の試験日が今年は被りました...。


4.試験科目を確認する

専門科目といってもその内容はどういうものか、現古漢全部あるのか、小論文はあるのか、英語はあるのかなどを募集要項などで確認します。

 

5.過去の入試状況を確認する

過去の入試状況とは、募集人数、志願者数、合格者数などのことです。特に合格者数は見ておいた方がいいです。募集要項に「募集人数 : 若干名」「募集人数 : 〇名」って書いてあるけど、実際には何人合格者を出しているの?の答えがここに書いてあります。募集人数よりはるかに少ない合格者数が書いてあったり、募集人数いっぱいまでとってくれたり、合格者0だったりとまあいろいろです。


6.過去問分析をする

過去問分析は、自分にとってどこも魅力的だけれど複数校の試験日が被った場合にも役立ちます。過去問分析をすることによって自分がより戦えると思う試験の方を選択する、という決定の仕方もできます。

学〇院大学と埼〇大学の試験日が被り、かつどちらにも惹かれていたので、最後は過去問を見て決めました。

 

2~5は順番の入れ替え可能です。...というよりもこれらはほぼ同時進行でやってました。

ここまで私がどのように受験校を決めていったかを書きましたが、最終的には、受けたいところを受けました。シンプルに。試験に合格することも大切ですが、編入後に「こんなはずじゃなかった」とならないように受験校を決めるのはもっと大切です。志望する大学について自分で調べられることは徹底的に調べましょう。知らなくていいことは一つもないと思います。

 

5.千葉大学文学部人文学科日本・ユーラシア文化コースの試験内容

試験は一日のみで、筆記試験(専門科目)と口述試験(面接)があります。午前中に筆記試験が実施され、お昼休憩をはさんで口述試験が行われます。

詳細は千葉大学のHPや募集要項で確認してください。どこのプリンかもわからないような私からの情報より、一次情報にあたった方がいいですよ。本稿の最後に募集要項置いておくので見てくださいね。基本的な情報は大学の公開しているものにお任せすることにして、それ以外のことについて書きますね。

5-1.筆記試験

  • 試験時間:120分
  • 大問1~4のうち、2つを選択し解答する
  • 解答用紙としてA3用紙が2枚配布される(罫線あり、裏面への解答可)
  • 縦置き横書きで解答(大問1のみ縦書き)
  • 問題用紙は試験後に回収される

 

出題内容

大問1. (日本文学)

(1) 変体仮名翻刻をし、その作品について述べる

(2) 検閲について

(1)の本文は、過去問 3 年分と比べると翻刻しなければならない量が多いように感じた。

 

大問2. (日本語学)

(1) AとBをそれぞれ答え、双方を日本語学的視点から記述

(2) 動詞の活用体系について

(2)で問われていることを初めは勘違いして解答していた。途中で気づき答案を書き直した。

 

大問3. (言語学

(1) 忘れた...

(2) 知っている言語について言語学的観点から記述

解かないと決めていたため、問題をさらっと見ただけ。

 

大問4. (英文読解)

(1) 社会人類学についての英文の和訳(全文)

(2) 英文に出てきた事柄について知っていることを記述

この問題から解き始めた。本文中に出てくる英単語は注釈に一部載っている。

 

私は大問2と大問4を選択しました。試験時間はきつきつではないです。見直す時間もありました。

 

個人的な感想ですが、千葉大学の専門試験は他大学と比べると出題傾向がかなり異なります。受験した大学を含め5校の文学部の過去問を見ましたが、千葉大学の問題は異質だと感じました。千葉大学のこのコースを併願校の一選択肢として考えている方は、千葉大学の専門科目の勉強内容は他の大学のとは被らない可能性が高いというのは知っておいた方がいいかもしれません。また、受験勉強を始める段階からどの問題を選択・解答するのか決めておくといいと思います。ただし、2題解けばいいからといって勉強の段階から2つだけに絞ってしまうのは危険かな。最低3つ(もちろん4つ全て勉強するのが一番だと思う)は勉強しておくのがいいと思います。

 

受験勉強の段階から、問1、問2、問4の3題のうちから2題を解く気でした。4題あるうち2題を解答すればいいので、1つは保険です。全くわからない問題が出てきてしまった時に選択肢があったほうがいいかなと思ってたのでこの作戦で。選ばなかった問3(言語学)は、過去問を見ると年によっては日本語学の知識で解けそうでしたが、試験勉強の時点で選択しないと決めました(そもそも私は第二外国語すら履修してない…)。

 

でも、実は、試験日直前の2週間くらいは日本語学の勉強をやめてしまっていたんです。スパートかけなきゃいけない時期なのにね。1年生の3月あたりから日本語学の勉強を続けていたのですが、しっくりこないというか、ずっとわかった気がしなかったんですよね。これでは、文学部→文学部の人と戦えないと思うようになっていました。結局そのあとは、試験前日と当日の朝にちらっと見るくらいでした。では最後にスパートかけていたのは、というと、大問1の対策

でも、ん......??私が解答したのは前述の通り、大問2と大問4。大問2って日本語学の問題です。直前期に勉強をストップしてしまった日本語学の問題を選んで解きました。不思議だね。しかもスパートかけてた大問1解いてないね。

ずばり、大問1がわかりませんでした。

幸い、2週間ほど放置した日本語学の知識が頭に残っていたので問2を選択・解答することができました。危なかった…。試験直前になると変な考えが頭を占拠し始める(私だけかもしれない)けれど、勉強は最後まで続けたほうがいいです。当たり前だけど。目を通すだけでも全然違うと思います。

 

ここまで読んで気づいたかもしれませんが、選択の仕方によっては英語なしにできます。外部の英語試験が出願資格として課されているわけでもないので、筆記試験で英語の問題を選ばなければ英語ゼロで受験可能です。ただし、英語がないなら受けよう!という安易な考えでの受験がいいかといえば、んん…どうなんでしょ…。ほかの問題が解けるのならまあいいのかな…。英語なしにすることもできなくはない、とここで書いたことでいたずらに志望者が増えてしまうと嫌なので小さめに書いておきました...。

 

5-2.口述試験(面接)

  • 試験時間:15~20分
  • 面接官:5人

 

質問内容

  • 志望理由
  • 今の大学ではだめな理由
  • 筆記試験で解いた問題の深掘り
  • 筆記試験を解いた感触
  • 筆記試験で選択しなかった問題について
  • 卒論の研究テーマ
  • 誰のゼミに入りたいと思っているか

 

筆記試験終了後、受験生は全員同じ待機室に移動。お昼休憩の間に待機室の壁に紙が貼られ、そこで順番と試験室を確認。口述試験開始の時刻になると各コースの面接官の先生が待機室まで来て受験生を呼びます。受験生は一人ずつ呼ばれ、呼ばれたら面接官の先生と共に試験室に向かいます。口述試験の順番は受験番号順ではありませんでした。

 

 面接というより、口述試験という感じです。質問内容は午前中の筆記試験の内容が多くを占めます口述試験の最中に問題用紙を見ながら答えることはできますがお昼休憩の間にどんな問題だったか思い出しておくといいと思いますお昼の間に少しでも備えておくと心に余裕が生まれます(生まれません)。ただし、筆記試験終了時に問題用紙は回収されるので自分の記憶が頼り...。試験は和やかな雰囲気で、面接官からの質問のテンポがよかったです。

また、選択していない問題まで言及されました(問2と問4を選択したのに問1の一部をその場で口頭で答えました)。選択しなかったんだからそっとしておいて!!!と心の中で叫んでいましたが、戸惑いながらも乗り切りました。えらいね。

 

 

6.試験前日・当日の過ごし方の理想と現実

試験前日と当日を思ったように過ごせませんでした。特に前日。試験前日をどう過ごしたかは少なからず試験当日に影響すると思います。ここではこれから試験を受ける方たちに気をつけてほしいことを書きます。

 

【理想】

《前日》大学の4限の講義終了後、最寄り駅から電車に乗る。その後新幹線と地下鉄に乗って予約していたホテルに到着。1時間くらい気になるところを確認し、スーツにアイロンをかけ、日付が変わる前には就寝。

《当日》 6:00起床。身支度をし、最後に2〜3箇所気になるところを確認し、ホテルをチェックアウト。ホテルから最寄り駅まで歩き、電車で一駅移動。試験開始に十分間に合う時間に会場に到着。

 

【現実】

《前日》 新幹線に乗り込むところまでは計画通り。しかし…人身事故の影響で上りの新幹線が大幅な遅延。長時間にわたって新幹線が全く動かず。やっと新幹線で移動できたと思ったら、実はその後に乗る総武線も若干遅延。ホテルのチェックインは20:00の予定だったが、実際チェックインしたのは日付が変わってから。入浴のみ済ませ、明日の身支度も勉強もほぼゼロのまま2:00過ぎに就寝

《当日》 6:00起床。起きられたことだけで安心する。身支度をしながら参考書を読んでたら乗る予定だった電車を逃す。矢のような速さで荷物をホテルのフロントに預け、駅までダッシュ(スーツ着用+ヒール)。乗る予定だった2本後の電車に乗って試験会場に到着(集合時刻には間に合う)。

 

何が言いたいかって...

公共交通機関は無敵ではありません。新幹線だって電車だって、遅延することもあります。時間に余裕を持って現地に到着しておきましょう。本当にこれ大事。

 

試験直前にメンタルが強烈にやられます。そりゃもう強烈に。勉強しようと参考書を開いても内容が全然頭に入ってきません。さらには試験を受けられないんじゃないかという気持ちから、涙がずっと出てきます。隣の会社員らしき人に見られないようにと思いながらも、ごはんも持っていなかったので復旧を待つことしかできませんでした。

 編入試験は、たとえ公共機関の遅延が理由でも、試験時間に会場にいなければ受験できないことが多いそうです(遅延による遅刻受験者の対応として別室受験を行う大学もあります)。

 

試験前日に在籍校の講義がある場合、その日の講義はどうするのかについて考えてみるのも必要かなと思います。試験会場まで遠いなら特に。私は大学の講義を欠席したくないと思うタイプなので試験前日も1〜4限までフルで講義に出席していましたが、最後の講義の途中で抜けることなども考えた方がよかったかもしれません。もし考えていても自主休講しなかったと思うけど。試験を受けるために勉強してきたのに試験が受けられなかったら、いくらプリンを爆食いしたとしても心の傷は癒えないでしょう。

 

7.試験後〜合格発表

試験が終わった直後の感触は悪くはなかったです。そんなにひどい失敗があったようには思いませんでした。でも、時間が経ってくると自分のできなかったところばかり気になって不安になりました。あそここう言った方がよかったなとか、いらないこと言ったなとか。いくら不安になったところで既に試験は自身の力でどうこうできるものではないので、あんまり考えないのが精神衛生上いいかと思います。その後にも他大学の受験を控えているなら特に。たとえ前の試験で失敗しても、その失敗は次の試験には全く関係のないことです。反省点の分析と改善は必要だけど、引きずらないで。私は少々引きずりました…それもあって引きずってほしくない…1ヶ月後に2校目の試験があったので、千葉大学の受験の次の日からは2校目以降の勉強を始めました。

千葉大学文学部の試験は10月半ばに実施され、合格発表は12月の半ばにあります。合格発表まで長い長い長い長い。私にとって千葉大学が一番最初の編入試験でしたが、合否がわかったのは受けた4校で最も遅かったです。合格発表は学内の掲示板に紙が貼りだされる形式です。インターネット上での発表はありません。在籍校と千葉大学との距離が遠かったため、私は千葉大学に前年度編入した方に依頼して掲示の写真を送ってもらいました。ありがとうございました。合格者の受験番号一覧から自分の受験番号を見つけた瞬間よりも、電話で合格報告をした際の母の喜びの声を聞いたときの方が嬉しかったです。あんなにも喜んでいる母の声を聞くのは数年ぶりでした。

 

8.筆記試験対策

元々専門外で周りに聞ける人もいなかったため、筆記試験の対策は独学でした。右も左もわからないまま、また指導者もいないままもがいた初学者なので参考になるかは疑義がありますが、どのように勉強したのか書き残しておきます。5‐1で少し触れましたが、試験勉強の段階から選択しないと決めていた言語学については書けません。よしなに。

何の勉強に対しても言えることですが、参考書は周回しましょう。ぐるぐるしましょう。一度や二度では覚えられません。また、書くことや音読、身近なものに当てはめて考えてみることは有効だと思います。

8-1.古典

千葉大学の古典では、変体仮名翻刻があります。これ特徴です。しかも量が多い。他大学の過去問でも変体仮名翻刻を出題しているのは見たことがありますが、千葉大学ほど量が多くないです。

ん?変体仮名って何かって?古文書とか屏風とかで見る、あの文字です。くずしてある文字。お店の名前に使われていることもありますね。…と説明する私も、初めは、読めない!!!なんだこれ??ってなってました。読めな過ぎて本音が口から洩れましたよ。でも試験で出題されるし、読めたら楽しそう...頑張ろ...という感じで勉強を始めました。私の日記によると、変体仮名の勉強を始めたのは4月から。

 

まず『変体仮名とその覚え方』と「KuLA くずし字学習支援アプリ」を使って基礎を学びました。後にそれと並行して、源氏物語藤壺巻の影印本を使って勉強しました。仮名の字母(くずす前の、元になっている漢字)とそれに対応する変体仮名を覚え、覚えてきたら仮名で書かれた文章も読んでいくというやり方です。「KuLA くずし字学習支援アプリ」はほぼ毎日利用していました。テスト機能もあるのでひとりでも正誤確認ができます。また変体仮名の学習の際には、自分で文字を書くと覚えやすくなると思います。ペンで紙に書くでも指先で宙に書くでもなんでも。自分で覚えたい文字を実際に書くことで、ここがつながっていてここが省略されているのか!というのを実感しやすいです。

字母のくずし方やくずし具合は様々なため源氏物語だけでは足りないと思いましたが、KuLAのコンテンツで他の作品を読むことで補いました。時間かかるけど読める!楽しい!というでは、試験問題に対するスタンスとしては不十分だと思います。時間内に正確に翻刻することが求められているので、そこは見失わないように。

※「KuLA くずし字学習支援アプリ」とは、大阪大学の研究チームが開発したアプリのこと。スマホタブレットでくずし字・変体仮名の学習ができる。iOS/Android版が公開されていて、無料でダウンロード可能。詳細はこちら大阪大学大学院文学研究科・文学部のページ)からどうぞ!

 

日本文学史については『2時間でおさらいできる日本文学史』、高校生の時に使っていた『Key&Point 古文単語330 わかる・読める・解ける』、国語便覧を使用しました。便覧は使わなくてもいいかもしれないです。読み物としては好きですが、試験対策としてはあまり向いてないと感じました。

それから、他の文学部編入者さんによると『日本文学史』がおすすめだそうです。定番中の定番らしいです。私は知らなかった...。知っていたかった...。

 

8-2.日本語学

メインとして『新しい日本語学入門ことばのしくみを考える第2版』、サブとして『言語学入門-これから始める人のための入門書』を使っていました。

『新しい日本語学入門ことばのしくみを考える第2版』は日本語学の全容を把握するのに適しています。Twitterのフォロワーさんからこの書籍を教えてもらい、実際に書店で内容を確認してから購入しました。講義の教科書として指定している大学もあるようです。ただ、この書籍には練習問題は載っていないです。この点を不安に思ったため、練習問題は『言語学入門-これから始める人のための入門書』で補いました。日本語学検定の参考書なども見てみましたが、んん…という感じでした。『言語学入門-これから始める人のための入門書』でなくても、練習問題や例題が載っている本を使うといいと思います。

 

また、参考書を読んでいたり過去問を解いたりしていると、どうしても理解できないことが何度もありました。ひときわ、日本語学の勉強で壁に当たりました。参考書4周目なのにまだわからない、みたいなことも。わからないところを聞ける人が周りにいないことがこんなにも苦しいのかと体感したのはたぶん初めてでした。わからないところを放置したくないけどわからないものはわからない。そうしているうちに自分の中で、これは私にはわからないものなんだ、と呪いのようなものをかけていたのかもしれません。このような心持ちで予備校の小論文や英語の授業に行って、先生から「最近どう?」とか「頑張ってね」って声をかけられた時がつらかったです。勉強していないわけじゃないけど、全然前に進めていない感覚だったから。

そんな時、助けを求めた先は日本語学について書かれている書籍や論文でした。そもそも誰のどんな本を読めばいいのかすら知らない私でしたが、メインとして使っていた『新しい日本語学入門ことばのしくみを考える第2版』の参考文献のリストから芋づる式に関連書籍・文献を探し、読んでいきました。読んでもわからないところはあったけれど、読むのと読まないのとでは全然違いました。自分の周りに専門の人がいるなら質問すればいいと思いますが、周囲に聞ける人がいない場合は書籍や論文の中の人に教えてもらいましょう。なにかしらのヒントをもらえます。

 

8-3.英語

英語は予備校の授業・予習・復習が主でした。単語と英文読解をやっていました。大学入試レベルが解ければおそらく問題はないです。おそらく、ね...。専門用語は少し出てきます(しかも日本語訳が付いてない時もある)が、私は専門用語の英単語の対策はしていないです。過去問には、いやこれはわからないよという単語も出てきていましたが、文章の流れから推測できることも多いです。

 

9.過去問の入手と分析

9-1.自分で動いて過去問を入手する

過去問はゴールデンウィーク中に千葉大学まで行って入手しました。予備校に過去問があるか聞いたところ、ないと言われたためです。一般的に、編入予備校には数年分の過去問のストックがあると言われますが、大学や学部によっては予備校も過去問を持っていません。自分で大学に入手しにいくのが最も確実です。大学によっては郵送やHPで入手可能、千葉大学の場合は現地での閲覧・書き写しのみですコピー機でコピーすることや写真を撮ることはNGでした。

直近3年分の過去問を書き写してきましたが…3時間ぶっ通し!手が痛かった...。私は鉛筆の持ち方が正しくないため余計な力が入った状態で文字を書くので、指が折れるかと思いました。これを機に鉛筆の持ち方を直そうと思った(思っただけ)。10:00前に千葉大学に着いていたのに、気づけばもうすぐ13:00。書き写している間に、事務の方たちはどんどんお昼休憩に入っていきました。自分の足で過去問を手に入れにいくのは大変だと痛感しました。時間的にも、金銭的にも(交通費)、身体的にも(手がつかれる、指が痛くなる)。

 

9-2.過去問分析無くして対策はできない

過去問を入手したら、過去問分析をしましょう。過去問を見なければその試験の対策は始められません。数年分の過去問を見れば、ある程度は傾向をつかめます。まずは過去問を見て敵を知ることが大切です。過去問分析をすることで、試験の範囲、形式、問われている知識の深さを知ることができます。試験範囲は絞らないと的外れなところばかりに勉強時間を割くことになるので、可能な限り試験範囲の特定はした方がいいです。 問題数や論述の量、解答用紙の仕様などから、問いに対してどの程度本番で時間をかけて解答できるのか、どの程度の理解まで問われているのかを探ることも重要だと思います。合格に向けて正しい(せめて間違ってはいない)方向で頑張るためには、過去問分析は必須です。

過去問分析の際には、無理して問題は解かなくていいかなと思います。実際私が千葉大学の過去問を解いたのは、在籍している大学の2年生前期の期末試験後でした過去問でどんな問題が出ているのかを見て、どの教材で勉強すればいいのかを考え、参考書などに手をつけ始めます。

 

 

この先10以降は、冒頭でも書いたように、千葉大学だけでなく受験した他の3校も込みで書いていきます。それでは続きをどうぞ!

 

10.志望理由書を後回しにしない

志望理由書は早めに書くことをおすすめします。理由は2つ。志望理由書も試験の一部であり、また、自身が編入を志す理由をより明確にできるから

志望理由書が試験の一部であるというのは、千葉大学の文学部の編入試験では、出願書類、筆記試験、口述試験(面接)の総合結果で合格者が決まるからです(cf.千葉大学の募集要項)。出願書類の一つとして志望理由書が必要、かつ志望理由書が口述試験(面接)の流れを決めます。志望理由書、めちゃくちゃ重要ですね。

志望理由書は、なぜその大学を志望するのかを書いたものです(そのまんまじゃん)。編入を志望するその人を編入生として受け入れる価値があるのかということを受験大学側が判断する一つの材料が、志望理由書です。

 

志望理由書に書く内容はざっとこんな感じ↓

  • 私はどんな人物か(どんなことを経験してきたかなど)
  • 志望の契機
  • 研究したいこと
  • 志望先でどんなことをしたいと思っているか
  • 卒業後の進路・そう考えるようになった契機
  • どのような形で社会に貢献していきたいと考えているか

私は、美味しいバーベキュー串をつくるイメージで志望理由書を書きました(いやどういうことやねんって声が聞こえてきそうですが…)。下の画像で言えば、一番下のネギ?から玉ねぎっぽい白い具材までが過去のこと。真ん中の、ネギ?・ピーマン・お肉の部分が現在のこと。とうもろこし・お肉・海老の部分が未来のこと。全ての具材の真ん中を貫いているのが串。そして「はい、これが私の作ったバーベキュー串です。食べてくださいね」って大学側に渡すんですね。 

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過去・現在・未来のことを、一本の串に刺すイメージ

もう少し説明します。前述した志望理由書に書く内容はおおざっぱに過去・現在・未来と分類することができます。例えば、志望しようと思った契機は過去(/現在)のこと、どのように社会貢献していきたいと考えているかは未来のこと、のように。また、志望理由書は何度も練り直して書くことで、一つひとつの具材(=エピソード)を美味しいものにすることができます。そして最も重要なのが、串です。最初から最後まで、一本の串が刺さっているバーベキュー串を目指します。つまり、一貫性のある、軸のぶれない志望理由書を意識して書くということです。意外と難しいですが、意識するだけでもだいぶ変わります。

次に、志望理由書が口述試験の流れを決めるってどういうことか。それは、プリンに興味を持った理由や今後研究したいプリンについてを志望理由書に書いたら、口述試験(面接)の際に、面接官からプリンについて突っ込まれる可能性が高いってことです。うん、そういうこと。その大学を志望する理由、なぜ編入なのか、どのような本で勉強したのか、筆記試験の解答に修正・付け足したい箇所はあるかなどのオーソドックスな質問内容に加え、志望理由書の内容から個別の質問がきます。

 

また、志望理由書は受験大学の先生たちに見てもらうものではありますが、自分自身のためにもなります。編入したい理由や、編入後・卒業後どうしていきたいかを文章化することで勉強のモチベーションにつながります。編入試験に向けてなぜ自分が勉強しているのかを見失わないでいられた一つの理由が、志望理由書の作成だと思っています。嫌でも過去・現在・未来の自分と向き合うことになります…。でも、これは編入試験の醍醐味のようなものでもあるのかな。絶対に受ける必要があるわけではない編入試験を自分が受けたいと思った理由を、自身の中で再確認する。どこかからのコピペなんて誰も求めていなくて。誰かのものを借りてくるわけではなく、私が、どう生きてきてどう生きていきたいのかを考える契機になります。後回しになんてできないよ。時間かかるもん。

 

私が志望理由書の第一案を書いたのは、受験する年の4月半ばでした。志望理由書がほぼ最終形態になったのは6月の下旬。出願2週間前にも確か一部手直ししたはず。予備校の先生からは提出2回目でOKが出ましたが、提出までに何度も書き直しています。推敲の時間は必要です。時間をかけて書くことをおすすめします。

 

11.編入生活について

11-1.大学での過ごし方

平日は8:30~20:00は大学にいました。大学で勉強することが自分に合っていると感じたからです。大学に行く前に2時間勉強、大学に行って友達と朝ごはんを食べ、大学で勉強を始めるのは9:00からというのが朝の習慣でした。1限がない日も、午後しか講義がない日も、毎日同じ時刻に大学に行っていました。毎日同じ時刻にするとリズムがつくりやすいです。空きコマは大学の課題か編入試験の勉強に充てていました。夜は閉門まで食堂で勉強していました。

また、毎日三食学食生活でした。試験を乗り切れたのは、学食で働く方たちの愛情たっぷり(?)のごはんのおかげかもしれません。自炊能力は向上しません…。 

 

11-2. サークルや部活など

編入試験を受けることを決めてからは、勉強に集中したかったため所属していたサークルや部活などは1つを残して全てやめました。

1年生の時は、5つの団体に所属していました。どの活動もない日は一ヶ月に1~2日くらいというくらいのきつきつスケジュールでしたが、どれも楽しくて続けたいものばかりでした。しかし、編入試験の勉強をしながらこのまま続けるのはどれも中途半端になると思い、早いものだと1年生の12月くらいには退きました。全部の団体から抜ける予定でしたが、1つだけは責任者をやっていたためやめられなかったので、事務的仕事やミーティングのみ続けていました。

団体から脱退することで編入試験に合格できなかったら戻る場所がないということに対して、躊躇しなかったわけではありません。でも、集中できていないことが原因でひどい内容の試合をしてしまったことで相手にも競技にも申し訳ない気持ちになった経験から、やめるならやめるとはっきりさせたいと思い、退路を断ちました。

 

11-3.ストレス発散方法

ストレスフリーで試験勉強ができたらいいですが、ストレスフリーは無理です。ストレスは溜まります、よね?勉強が思うように進まない、人間関係がうまくいかない、大学の定期試験が嫌などなど。ストレスとうまく付き合う自分に適した方法を見つけられると強いです。

私は自室で歌いながら泣くことでストレスを発散していました(誰も聞いてない)。お隣さんに迷惑なので小声でね。意味わからんって言われることが多いので悲しいですが...。泣くことも歌うことも体力を使うので寝ちゃうんですよね。寝ることまでセットで、ストレス発散。ストレス発散法はなんでもいいと思います。人によって違うと思うし。プッチンプリンがお皿にプッチンされる瞬間を見ることでストレス吹っ飛ぶ人だっていると思いますよ。

 

12.文学部編入に予備校は必要だったか

千葉大学文学部日本・ユーラシア文化コースの受験ということからは少しそれてしまいますが、「文学部」の編入を目指していた私にとって予備校は必要だったか、ということについてここで書きます。予備校必要/不要論を展開するつもりはなく、あくまでも予備校に通ってた私の実体験に基づく私見(というより感想)です。

 

結論からいうと、私には予備校は必要でした。理由はいくつかありますが、予備校に通うことで味方ができたから、というのが一番大きな理由です。

私は下宿先から大学に通っており、また周りには編入を目指す人がいなかったことから編入について話せる人がいなかったため、編入のことについて相談できる予備校の先生たちがいたことが私にとって大きかったです。併願校についての悩みを聞いてもらったり、志望理由書の添削や面接指導をしてもらったりしたことは、受験までの不安要素を少しでも取り除く上で有効でした。

法学などの、予備校が力を入れている学部への編入なら予備校に通うメリットが大きいと思うけれど、そうではない文学部への編入を目指すなら予備校は必要ないのでは?という反論があるかもしれません。しかし、私はそうは思いません。文学部編入志望者にとっても、予備校は存在意義があると思うからです。

確かに、予備校には文学部向けの専門科目の講義も指導もありません(文学部の中でも、心理学系や社会学系はあるかも)。専門科目の答案の添削も先生は現代文ならみてくれますが、専門の内容が濃くなると添削は無理です。予備校には過去問がストックされているため過去問入手が楽だと一般的に言われていますが、大学や学部によっては予備校も過去問を持っていません(実際、千葉大学の過去問なかったし…)。例えば法学部の過去問は20年分くらいあるのに文学部の過去問は0なんてこともあります。過去問分析も試験範囲の特定も予備校頼みではなく自分で行います。専門科目の勉強をするにあたり参考になる書籍も予備校の先生は教えてはくれません。文学部の専門の先生がいないからです。勉強でわからないところがあっても、申し訳ないけど専門外だから教えられないと言われます。専門科目の勉強のペースメーカーとしての機能は、予備校に求めることはできません。どうやって専門の勉強をしたらいいのかも自分で考えてやっていくしかないです。

しかし、そのマイナス面を上回るのが、味方がいるという実感であると考えます。

私の学科では文学部系の専門の講義は履修登録が不可能、さらに文学部系の講義は自身のいるキャンパスとは別のキャンパスで開講されていたため時間的・物理的に聴講もできない。予備校には私が必要としている専門科目の授業はない。その専門の先生も不在。そんな状況でも私が最後まで頑張れたのは、予備校の存在があったからだと思います。予備校というより、予備校の先生たちのおかげという方が適切かもしれません。話せる人がいる、応援してくれる人がいる、というだけでも気持ちの面で救われているのだと思います。味方を増やすことは、裏切れない人を増やすことでもあります。プレッシャーも大きくなります。それでも、私は味方がいてくれたほうがいい。ひとりでは逃げ出してしまいたくなることでも、味方になってくれる人がいることで頑張れることもあるのだと思います。実際、受験期の私は予備校の先生の存在に助けられました。

以上の理由から、私は予備校に通ってよかったと思っています。

 

ちょこっと裏話

予備校ではスイーツを持ってきてくれる先生もいて、そのスイーツがひそかな楽しみでもありました(もちろん勉強はちゃんとやります…)。

クッキー、フルーツタルト、マカロン、カスタードアップルパイ、チーズケーキ、プリン、アイスキャンディー、マドレーヌなど…どれも美味しかったな。数分間だけの、舌も心も幸せタイムでした。

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13.合格を友人やゼミの先生に伝えた時のこと

編入試験を受けることは、両親とごく一部の人にしか伝えていませんでした(部活の責任者だったため、極力運営に支障が出ないようにしたかったことが理由で部活の先輩1人と同期2人にのみ試験を受けることは伝えていました)。

編入先決定後、ゼミの先生とは研究室で何度か話をしました。たぶん合計10時間以上は話したと思います。たわいもないこと、先生が先生になった経緯や今どんなことをしているのか、将来はどうしたいと考えているのかということ。私がこの大学(編入前の大学)に来た理由、講義のこと、ゼミのこと、本のこと、編入を志した経緯、研究内容、編入・卒業・就職後のことなど。ゼミが始まってからまだ半年しか経っていないのにもかかわらず、ゼミの先生とここまで話せるとは正直思っていなかったです。編入することを伝えてからの、「残念だなあ。出ていっちゃうんだ。残念だなあ。だけど僕は喜ばなきゃいけないね。応援してますよ。…んん残念だなあ。」「あと2年間一緒に勉強できると思ってたのに。」「いつでもここに来ていいからね。ここにも葵さんが戻ってこれる場所があった方がいいでしょ。」というゼミの先生のことばが印象に残っています。編入することを報告した日は、今後の個人研究の内容や方針を発表した日でした。これから2年間こういう研究をしていきたいというのを発表した数時間後に、ここからいなくなることを告げられた先生のことを思うと、悪いことをしたなと思います(ゼミ関係の諸事情により、急遽この日に言うことにしました)。

また、先生の意向もあって、同期のゼミ生の前で編入することを話す機会がありました。新年1回目のゼミの時でした。私自身は、ゼミの最終日に打ち明けるか黙っていなくなるかのどちらかにしようと思っていたので、当日に先生から皆の前ではなすことを提案された時、初めは断ろうと思いました。しかし、先生に「葵さんが別の大学に行くことが、ほかの学生さんにとってもいい影響になってほしいと思ってる。」と言われたことで、話すことに決めました。私が話している間、ゼミの友人たちは真剣に聞いてくれているのが伝わってきました。話をした後も、3年の春まで継続して行うプロジェクトは続きましたが、今までと全然変わらない態度で接してくれたゼミの友人たちには感謝しています。

友人たちに報告したのは、2年生の後期試験が全て終わってからでした。結構遅いと思います。自分の近くにいた友人ほど言いづらかったです。なかなか言えなくて、結局SNSを通じての報告になりました(その後、ちゃんと対面で言いました)。友人とのやり取りをしている時間はずっと涙があふれてきていて、私ってこんなに離れたくない人ができたんだなと。入学式の時のあの涙が、2年後には別れの涙に変わりました。

こういう人たちと会えたこと、関係を築けたことは本当に幸せだなと思います。次の場所に行っても頑張れるって思える。編入前の大学での2年間は、遠回りでも間違いでもない、私にとって必要で大切な時間でした。

 

14.おわりに

最後まで読んでいただき、ありがとうございます。長くて読むのに疲れたと思います。「体験記がちょっぴり長くなってしまった」って言ってたのに、なにがちょっぴりだ!!と怒らせてしまったかもしれません。ちょっぴり詐欺してしまいました。すみません。プリンの甘さに免じて許してください…!

これから編入に挑戦する方。編入を志す理由はなんでも構わないと思います。挑戦すると決めたら、最後まで自分を信じてあげてくださいね。周りからの声援も、自分が頑張るからこそ追い風になります。

それから、編入検討中の方。悩みや迷い、ありますよね。私もすぐに決断できたわけではありません。編入のために時間をかけたのに結果が出なかったら怖いって思う気持ちもわかります。でも、私は、編入試験を受ける決断をして飛び込んでいったことで、編入を通じて人間的に成長できたと感じていることはお伝えしておきます。あ、編入の道に引きずり込みたいわけではないですよ。自身の納得のいく選択をしてください。

最後に。編入は、自分とも学問とも周りの人とも向き合える機会でもあります。全力で挑戦したことは、合否にかかわらずこの先の自分にとっての足がかりになると思います。陰ながら応援しています。

 

募集要項などはこちら↓

千葉大学文学部(公式の編入体験記が閲覧できます)

www.l.chiba-u.ac.jp

 

千葉大学文学部(募集要項や願書のダウンロード)

www.l.chiba-u.ac.jp

 

奈良女子大学文学部(公式の編入体験記が閲覧できます)

www.nara-wu.ac.jp

 

奈良女子大学(募集要項や願書のダウンロード)

koto.nara-wu.ac.jp

 

上智大学文学部

www.sophia.ac.jp

 

学習院大学文学部(上:概要,下:募集要項)

www.univ.gakushuin.ac.jp

 

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記事担当者

葵(@No_AA89BD

 

 

H31 神戸大学経済学部 合格体験記

初めまして。H31年度神戸大学経済学部の編入学試験に合格したむむ(@Mumu_s1s)と申します。

機会あって記事を書かせて頂くことになったので、大した事は記せませんが私の受験体験記を寄稿させて頂きます。勉強の息抜きにでも読んでいただければ有難く存じます。

ここではⅠ.受験期の生活 Ⅱ.受験科目(経済学、数学)について Ⅲ.メンタル管理 の3点に焦点を当てて行こうと思います。

 

その前に自己紹介しますね…!

地方国立大経済学部2年生。大学進学と共に別れた元彼女の事が忘れられず、「人間的に成長してカッコよくなれば帰ってきてくれるかも…」と考え、大きな事を達成しようと思い、合格すれば地理的にも近くなれる(であろう)編入試験受験を決意。メンへラを良い(?)方向に拗らせた男(20)です。神戸大に出願した時のTOEICは650点。本当にTOEICの点数は取得しておいた方が良いです。専門科目を勉強する際の心の余裕が全く違います。私はTOEICの点数が取れていなかったので「専門で満点取らなきゃならん…(白目)」みたいな感じでした。なおその彼女と復縁は出来てないです。あー虚無虚無。独学勢です。追記:編入試験合格後に電話をしました。彼氏ができていました。しんどい。

 

 

Ⅰ.受験期の生活

私は日々の生活の中で意識していた事がいくつかありました。その中でも特に注意していた事を記します。

 

1.起床時間、就寝時間を出来る限り一定にする

 受験期には当然ですが勉強をします、ええ、それはめちゃくちゃします。勉強をする為に何よりも必要なのは?そうです、時間です。時間がなければどれだけやる気があろうが勉強出来ません。当時夜型人間だった私は「午前の時間を寝て過ごすのはもったいない!」と思い、5:30起床23:30就寝をするようにしました。もちろん毎日完璧に守れていたわけではありませんが、ある程度生活リズムを一定に保つことで自分の体の調子や勉強のペースを良い状態にしておくことが出来たと思います。勉強時間も午前に3~4時間確保出来るようになったので良い習慣だったと個人的には思います。

 

2.成績評価が試験100%の講義を履修する

 自分の勉強時間を確保する為です。こういった講義では基本的に出席が取られないので自主休講(自分の都合で勝手に講義を欠席する事)を好きなだけ出来ました。配付資料等は友人に協力してもらい確保していました。出願条件を満たす単位を取ればそれでいいので上手くやりましょう。もちろん、「僕私は手を抜けない性格だ」という方はちゃんと受講すれば良いです。配布資料を確保してもらう友人がいない、という方は今すぐに作るか大人しく講義に出席しなさい。

 

3.学校での食事は1人で、速やかに済ます

 これは結構大事だと思います。学校の食堂へ行けばわかると思いますが、2人以上で食事をすると話が楽しくなったり、ついついスマホゲームで遊んでしまったり…と大切な時間を浪費してしまう可能性があると言えます。せっかく早起きして勉強の為に確保した時間を勉強以外のこと、それも試験とは何も関係がないような事に使ってしまうのは本末転倒です。偶に友人と食べるくらいであれば問題ないと思いますが毎日ともなると、その失われた時間の積み重ねは、大きな差を生むことになるかと思われます。言わずもがな、それは合否に直結する事ではないかと個人的には思います。

 

Ⅱ.受験科目(経済学、数学)

 私が受験した神戸大の経済学部では試験科目として志望理由書、TOEIC、経済学、経済数学の4つ課されます(配点や試験時間等詳細は募集要項参照です)。ここでは経済学と数学の2科目についてお話していきたいと思います。(何を隠そう私は英語が大の苦手で、TOEICは650点という編入界隈では圧倒的低水準スコア、志望理由書については思いのままを書き殴ったおかげで見直し、文章の構成、推敲等本来必要とされる手順や段取りを何も踏まずに提出してしまったので書き残せるようなことが何もないのです、、(役立たずでごめんなさい…))

 

1.マクロ経済学

 私はマクロ経済学が大の苦手科目なのであまり参考にはならないと思いますが一応使った参考書等挙げておきます。

 

 一番はじめにやった参考書は「速習!マクロ経済学(石川秀樹著)」というものです。この参考書の魅力はなんと言っても著者自身によって行われる講義です。経済学がそもそもどういう学問なのか、右も左もわからない私に取っては経済学がどういうものなのか、大筋の内容をつかめたという意味でとても有難い参考書でした。基礎的な内容の多くをカバーしていると思われます。恐らくですが公務員試験を受験する人向けの(つまり厳密な意味で専門性を持たない)参考書だと思うので体感としてこれだけでは物足りないです。

 次に使用したのは「入門マクロ経済学(中谷巌著)」です。これを勧めるサイトは割と見かけますし、書いてある内容も大体は同じようなことなので深くは言及致しませんが、端的に表してしまえば「冗長」です。とても語り口調というか実際に講義を受けているような気分になります。私には合う参考書だったかと思います。たくさん周回しました。記号の表記が少し見辛い所もある(と私は感じました)ので一度図書館等で手にとって見るのもいいかもしれません。

 最後の1冊は「マクロ経済学基礎講義(浅田統一郎著)」です。個人的な意見ですが神戸大の経済学にここまでの内容が求められるかな?…という部分も感じられました。

私は過去問もそれほどやってないので事実に反することを記していたら本当にごめんなさいなのですが、世代重複モデルや調整費用モデルなどは試験問題で見かけたことがないですし、経済成長分野においてもハロッド=ドーマーモデルを細分して議論しているのでそう言った面においてはオーバーワークかなぁと感じました。もちろん編入試験に合格することだけが目標でない人や、やり始めたら最後もでやり抜きたい人はやった方が良いと思いますし、深い知識に勝る事はありません。やれるなら、余裕があるならやっても良いかと個人的には思います。急ぎ足で、本番まで時間がないよ!って方は勉強するところを選択しても良いかと思います。

 

 マクロ経済学を最初に学習する時、正直に言って面白いと感じる方はあまり多くないかと思います。私も今でこそ楽しいと感じる事はありますが受験生の時はマクロ経済はあまり好きではありませんでした。抽象的な概念が多く、このモデル分析は非現実的だ、と思っていたからです。ミクロ経済にも関連するので後述しますがここは本質的な部分では無いかと思われます。

でも、そんな非現実的なモデル達を知る事で報道の自由を謳ったフェイクニュースや情報操作、経済専門家の発言、某政党員の経済批判等、不透明な世界の核が見えるようになると思います。マクロ経済は覚える事が多いので早め早めにやれるといいですね。

 

2.ミクロ経済学

 次にミクロ経済学です。

 一番初めに使ったのはマクロの時と同様に「速習ミクロ経済学(著者略)」です。

 次に「ミクロ経済学(芦谷政浩著)」です。私がこの参考書を使ったのは他でもないネットの情報からなのですが、難易度が想像していたのとだいぶ違うなぁwと思った覚えがあります。間接効用関数!?補償需要関数!?みたいになってました。なんとか根気で読了して周回していくうちに少しずつ理解出来るようにはなっていきましたが時間は結構かかりました。

 次に使用したのは「ミクロ経済学の力(神取道宏著)」というとても分厚い本です。1度見てもらえばわかると思いますが本当に分厚いです。これに関しては申し訳ないですが何周もする気力が…という感じだったので5周程度で終わってしまった気がします。最初から理解しようと思い読み進めるのはとても根気がいるので、読書感覚で進めていました。ただ内容は初歩的な事から高度な内容まで幅広くカバーしているな、感じられました。他の参考書に比べ数式による説明がある程度多く、かといって読者を路頭に迷わせないように日本語で補足説明がなされています。位相や不動点定理に関する話題に控えめに触れられていたことで経済学に対する興味が格段に変わったのを鮮明に覚えています。実際ページ数は多いですがとても読みやすいです。経済学に対する興味がよりそそられる事間違いないです!(と私は勧めたい気分です)

 最後に使用した参考書は「ミクロ経済学(奥野正寛著)」です。一般的には中級と言われている参考書です。私は芦谷ミクロをやっている時に最終的にこの参考書をやろうと思っていました。理由は芦谷ミクロの端書きを見ていただければわかりますが、この参考書には本当にお世話になりました。日本語で理解していた知識に対して、その多くの証明がこの本で数式を用いて記されていました。私自身、紹介される定理や公式に対して多くの疑問を感じていたので、それらが解消されました。良い参考書です。激推しです。更に補完的にこの参考書に準拠した問題集が別売しています。この問題集は基礎レベルから応用レベルまで網羅しているのでお勧め出来ます。

 

ミクロ経済学マクロ経済学に比べてより微細な点に着眼して理論が展開されていきます。それゆえマクロ経済学よりは馴染みがあるような体感がありました。それでもやはり理論は理論で、現実的でないと思う点もいくつもありました。

 この節の冒頭に記した通り、最初の一周は本当に時間がかかります。わからない、知らない概念が沢山出てきます。もうやめてしまおうかなという気持ちになる事もあるかと思います。それでもそれは最初だけです。どんな学者も最初はその道を通ります。何も初学の段階で出来ないのは貴方だけではありません。ここで諦めてしまうのはもったいないかなぁと思います。

 

 最後に、マクロ経済学の節で後述すると言った内容について触れていきます。

 私達は目紛しく移ろう世の中で暮らしています。株価は上下するし、景気も変動するし、私達の賃金も(長期的には)変わっていくでしょう。これらの変数はいくつかの要因から成る事実として現実に反映されています。ここでモデル分析を非現実的だという方に

尋ねたいのは、これらの変数を説明する為にそれら諸要因全てを同時に分析出来ますか?

ということです。私の浅い知見ですがまだそれを達成した理論を見たことがありません。どんな優れたモデルにも必ず仮定が敷かれており、その上に緻密な理論を組み立てています。これは経済学に限った話ではありません。物理学でも同じです。

 詰まる所、仮定を置かずに現実経済を完璧に描写することは理論上不可能に近いのかと思います。それが出来ていれば先人達、それも経済学において現在にも名を響かせている彼らであれば思い付いていたはずです。

しかしそんな中で、強い仮定から段々と条件を緩めていき、出来るだけ現実を反映できるように日々学者の方々は研究をされています。だから私は、彼らが積み上げてきた長い長い時間と決して知り得ない程の努力と才能、創造性の産物を「非現実的だ」という一言で片付けて欲しくないのです。これから経済学を学ばれる方には、本当にその分析は意味がないのか、やっても仕方がないのかを深く考えて頂きたいと私は思います。そうすれば経済学を学ぶ事の本質が見えてくるのではないかな、と思います。

 

3.経済数学

 私は文系出身で数学はあまり得意ではなかったです。そのため自分の勉強法が最適解であるとはどうしても思えません。従ってそれらをここに記すことは将来的に大きな損失を生んでしまうかもしれないのでここでは参考書の紹介にとどめさせてください。

 主な出題範囲は微分積分線形代数の基礎です。私の受験年度は数学が少し難しかった(はず)です。とはいっても基礎が大事なことに変わりはないので土台はしっかりしていくのが良いかと思います。

 

3.1 微分積分

 前述した通り、私は文系出身であまり深く数学に触れてこなかったので基礎の基礎からやろうと思い、「やさしく学べる微分積分(石村園子著)」を使いました。その後に「マセマの微分積分」をやりました。

 マセマをやれば分かりますが、微積は解析の中の一分野です。その中では連続性や収束条件等厳密な理論が展開されます。過去の神戸大数学にもε-δ論法を用いた問題が出題されたことがあります。他にもマクローリン展開ヤコビアンなど文系の大学生として過ごしていればおそらく巡り会うことのない概念や考え方とたくさん出会います。私はとても一周では理解できなかったので何周もしました。

ですので数学が苦手な方は早めに始められると良いのではないかと思います。

 

3.2 線形代数

 大学によっては1年の時に履修する学校もあるようですが私の学校では行われなかったので、「やさしく学べる線形代数(石村園子著)」を使いました。線形代数では行列という分野から始まります。どの分野にも言えることですが、定義をしっかり押さえることがとても大切です。特に線形空間内積空間のあたりは議論が複雑になるので気をつけたいところです。学習しているうちは漠然と進めていく感覚になってしまいがちですが、「その数式が何を意味しているのか」を考えながら進めるとより理解が深まるかと思います。

 

私が基礎で用いたのは上記3冊です。

これらがある程度進んだときに「編入数学徹底研究(桜井基晴著)」という演習書を使いました。幸運な事に、この中に出題されていたヘッセ行列と極値の判定方法の問題が試験で出題されたんですね、、無事に得点できたと思うので有難いことこの上なし。って感じでした。

 

 ここでは勉強法については述べませんでした。勉強法に定石と呼ばれるものは恐らく無いでしょう。自分に足りないものは何か、どこの理解が足りてないのか、これからどういう勉強をすべきなのか…等、それらの答えを知っているのはネットでもテストでもなく自分です。そういった意味で、自分を過信せず正直に向き合って行く事が大切だと私は思います。

 

 

Ⅲ.メンタル管理

 さて、つまらないお話も終盤です。ここでは私自身一番気を遣った(つもりの)メンタルの管理についてお話させて頂きます。

 私は編入独学勢でした。その中で本当につらかったと思うのはメンタルです。特に夏休みの期間、およそ2ヶ月ですね、本当に孤独な戦いでした。編入のことは大々的に友人に報告していたわけでは無いですし、大学も大学なので勉強頑張る!というような人が居ない中で勉強を続けなければなりませんでした。心が折れそうになったことも何度もありました。何で僕はこんなに勉強しているのだろう。周りの友人は皆楽しそうに遊んで、恋してるのに、、今の大学でいいのでは無いか、彼女も戻ってくるとは限らないし…と様々な葛藤の中で過ごしてきました。そんな中で私は無事折れずに、正確に言えば折れたけど立ち直って、勉強を続ける事が出来ました。その大きな支えとなった事を2つ紹介させてください。どちらもすぐ出来ます。

 

1.勉強管理アプリを使って界隈と繋がる

 皆さんはstudy plusというアプリをご存じでしょうか。私はこのアプリを通じて一人の友人と出会いました。彼女は名古屋大学の経済学部編入試験に合格しました。

 私たちは互いにライバルであり、良き友人といえる関係でした。お互いの勉強時間に影響されて1日13,14時間に及ぶこともありました。きっと彼女がいなければ、私は当時ほど勉強は頑張れなかったでしょう。同志というものは本当に心強いです。

このアプリでは編入を目標に掲げている人を簡単に見つけられます。この人はストイックにやってるなぁと思う人に友達申請をして自分のモチベーションをアップさせていけるのが理想です。仲良い人が出来ると一人で戦っているわけではないと錯覚しますが、そこにいる全ての人はあくまでも同じ志望校を狙うライバルです。仲良しこよしのぬるま湯に浸かってて良いという訳ではないので、そこは勘違いをなさらないようにお気をつけください。

 

2.瞑想する

 ここだけ見ると超胡散臭いですよねわかります←

 実は私もそう思っていて、本当に意味あるの?と思って居ました。しかしメンタリストのDaiGo氏がその効果をYouTubeで勧めています。気になる方はご参照下さい。

 私は全面的にこれが効果を発揮していたかと聞かれれば全肯定は出来ませんが、寝る前に20分程毎日やっていました。心はかなり落ち着いて不安な事も忘れて寝る事が出来ました。これもDaiGo氏がプロデュースしているメンタル管理のアプリがあります。そちらで数値分析も出来るのでよろしければそちらもご参照下さい。

 

 

さて、長々と私の体験談(というより気を付けていた点のお話)をしてきました。

最後に私の大切にしていた考えをお話します。

 私は本当に頭が良くないです。要領も悪くて自分に絶望する事ばかりです。それは今も変わりません。ですが編入試験は絶対合格出来る自信がありました。

なぜなら私は「他の受験生の誰よりも勉強して誰よりも問題を解ければ必ず合格出来る」と考えていたからです。この考えに則って、誰にも負けないくらい勉強したつもりです。この信念が真か偽かは各人の判断に任せますが私はこれを大切にしていました。もちろんこれが合格する為に必ず必要な事だとは思いませんし、根拠も何もないです。

でも、こんなネガティブな自分でも前を向いて向上心を持って勉強出来ました。

つまり大切な事は、気持ち1つで考え方は変わるし、物事を見る目が多角的になります。物は試しなので是非ちょっとした意識改革、やってみてください。

志望校に向かって全力を尽くす皆さんのご健闘を祈ってます。ここまで読んでくれてありがとうございました。

 

※彼女は帰って来なさそうです

 

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